法則から歴史まで、藤井青銅が今までに出した著書を一挙公開。 | |||||||||
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この本は、大学とか高校のある、いわゆ
る学生街にある本屋さんで売れているようです。 日本人はみんな、内心「学校で近・現代の歴史を教えてもらっていない」という不安があるからだ、と思います。 これは学生が悪いのではなく、現在の日本の学校のやり方では、現代史をうまく教えられないからだ、と思います。意地の悪い言い方をすれば、「あえて、あま り教えないようになっている」とすら言えます。 偉そうに言ってますが、実は私も近・現代史にはコンプレックスをいだいていました。 そこで、かつての私ならこんな本があれば嬉しく思うだろう、という気持ちで書きました。 これまで、日本史については何冊か本を書いてきましたが、世界史については初めての本です。 |
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この本の前書きは、なぜか織田信長が語っています。 「権力が欲しい」「金儲けがしたい」「我が子が可愛い」…なんていう心理は、戦国時代だって今だって同
じ。そのためにやってることも、今とたいしてかわってない。4〜500年前も今も、やってることはだいたい同じ…という主旨です。 誰も彼も超人的なヒーローに仕立てあげるのが最近の流行りですけど、へそ曲がりな僕は、つい「そうかあ?」と思っちゃうんですね。 ここではコント(マンザイ)形式で、戦国武将たちがドタバタを演じています。が、もちろん僕のことですから、史実をいかに面白く変換するか、ということを 楽しんでます。 「浅井朝倉マンザイ」「山内一豊と千代夫婦のデュエット」「備中高松城水攻めでの、間者のダジャレ」「毛利元就と武具商人の会話」「加藤清正と虎との哲学 的な会話」…なんてあたりを「ギャハハ、バカだな…」と笑ってもらえればいいんです(こうして項目を並べただけで、かなり無茶な本だということがわかりま すが) この本で、ややこしい歴史的出来事を、「ああ、あれはそういうことだったのか!」と理解してもらえれば嬉しいなあ。 →これが電子書籍「戦国つぶやき合戦」になりました。 |
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植物に、ずいぶんあんまりな名前のものがあるな、とは以前から思っていた。 それぐらいなら、まあ、誰でも感じることだ。なにも私が本にすることはない。 路線的には「略語天国」の流れです。 ここで「コトバの博物学」というキーワードが浮かびました。 振り返ってみると、「TV・マスコミ『ことば』の真相」「団地になった男」「略語天国」「あんまりな名
前」…というラインは、コトバの博物学なのかもしれない。 |
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「お前はいったい、何がやりたいんだ!?」 これもまた、「面白がり方の提案」ですね。歴史の。 全国の学校の先生へ…… |
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実話に基づいた小説です。この本に登場する有名人は、松田聖子、大瀧詠一、伊藤蘭、横山やすし、小林信
彦、吉村達也、星新一…その他多くの声優のみなさん(敬称略をお許しください!)。一見、ギョーカイ内幕小説のようです。そう思って読んでもらっても構い
ません。 「夜のドラマハウス」、「夢で逢えたら」という番組や、ヤマト、ガンダム、ナウシカ時代の「オールナイ トニッポン・スペシャル」の話も出てきます。当時を知っている方は、懐かし本として読んでもらっても構いません。そういえば最近、80年代が再評価されて ますからね。 「ぼく」という主人公が、放送作家兼作家になっていく話です。作家志望者、放送作家に興味ある方が、そ
のノウハウ本として読んでもらっても構いません。ドン上野という実在の人物(凄い名前でしょ?)にシゴかれて育つのですから、これは教育本としても読め
るかもしれません。 ところで、 そういった、誰にでも、いつの時代にもある「愚かで、一所懸命で、世間知らずな青年期の物語」になって
いれば嬉しいな、と思っています。 |
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辞書の後ろの方に「IMF」や「ASEAN」といった略語のオマケ辞典がついていることは、よくある。 そういうお勉強チックなのじゃなく「セクハラ」「泥縄」「デパ地下」などといった、日常使う略語の辞典はないのか? と思ったのが、この本を書くキッカ ケ。 なかったのだ。意外なことに。 たぶん、「若者カタカナ略語の3文字化」を、はじめて指摘した本です。 |
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ショートショート集……とは言い切れない。いわゆるショートショートと、童話と、詩と、なぜかマンザイ
をミックスしたテイストを狙って書きました。 ま、最近の青銅節とは違いますが、こういう部分もまた、青銅印です。 自分でも驚いたのは、あえて離れた方向に進んで来たつもりだったのだけど、星新一さんから受け継いだも
のがけっこう自分の中にあったんだなぁ、ということでした。 →これに加筆し、分冊にして電子書籍「これはみんな、きみの話」になりました。 |
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「また藤井青銅がヘンなものを見つけた……」と我ながらあきれていたのだが、これが実は深く大きなテー
マだった。なんと言っても、日本人なら誰でも知っている「東洋一」という言葉が、実は日本の主要国語辞典のすべてから抜け落ちている! という事実の発見
には驚いたね。 あなたはどこまでが「東洋」だと思います? 日本に、「東洋一」はいくつあると思います? 「東洋」と 「東洋一」についての多くの発見がある本となりました。 この本をキッカケに、日本国語大辞典(精選版)に「東洋一」の項目が採用された。藤井青銅は「日本の国語辞書 に東洋一を載せた男」となりました! |
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なんだかショートショート集のようなタイトルで
すが、そうではありません。 当初は「あなたの名前は歴史に残るか?」というタイトルを考えていたことから、その内容はおわかりでしょう。 この手の語源本、雑学本はすでにたくさんあるが、どれも資料としていいかげん。あまりに無責任な記述ばかりなので、自分で調べて書いてしまったのがこれ。 大変でしたが、おかげで類書のない本ができました。 →これに加筆して電子書籍「語源にされた人々」になりました。 |
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連載時から、いつもより少し辛口にしようと思っ て書いていました。毎回載るのは少しずつだったから気付かなかったのだけど、こうしてまとまってみるとけっこうホンネが出ていて、なんだか、自分で自分の 首を締めているなぁ、と弱ってしまった企画です。 |
★★読者レビュー |
実に6年振りの新刊、非常に楽しませてもらいました。さすが青銅印の本、無駄な知識に加え今回は毒舌も 混じって、ダン池田のように芸能界を追放されないよう心配しています。連載は終了しましたが、是非第二弾も出版してほしいです。 (あおち) |
初めて読んだ先生の作品です。 (いすゞ) |
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驚くべきことに、出版から8年もたって、急に売 れ始めた。これは出版界の奇跡なのか? くすぐりがずいぶん古いのは、そういう理由なので勘弁してもらいたい。けれど内容に関しては、当然、影響はない。 2000年の歴史に比べれば、8年なんてどうってことないのだ。 | |||||
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古舘伊知郎さんに書いたカセットブック(そんなジャンルがあったので
す!)「とんでもなくよくわかる日本史」が大元。それを原作に始まったのが「古舘伊知郎のトーキングブルース」です。 で、トーキングブルースの第二回用に書いた台本が「ストレスの昭和史」。 以上二つを合わせて、この本になったのです。 |
★★読者レビュー |
『学生時代、必死に年号を覚えたのに…全く頭に残っていない』という大人向けの本。軽妙な青銅節で日本 史がすらすらわかります。社会人の教養書としてぜひ一読を。 (まさゆき) |
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第二弾を出させてくれたということは、前作がそ
こそこ売れたんだろう。 パート1をあげたら、大瀧詠一さんがわざわざ「面白いよ」と電話をくれて、とても嬉しかったなぁ。 で、図々しくもこの本では、その大瀧さんをはじめ、前作を面白いと言ってくれた有名人からもらった法則を載せてます。 このパート2が出て半年ばかりたったころか、「マーフィーの法則」が出ましたね。 むこうは大ベストセラーに。おかげで、ぼくの方が便乗本扱いされてしまった・・・アハハハ。ま、勝てば官軍とはよく言ったものだ。 |
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書き下ろしのエッセイ集というのは、初めての経験でしたね。 このテの企画は、番組のコーナーに向いている。だから実は、これを思いついた時「番組に使おうかどうしようか」と迷ったものです。 で も結局本にして、そのあと、ニッポン放送で番組にしてもらうという「一粒で二度おいしい作戦」にした。この番組が、すごくよかったのだ。だってこの本の文 章を読んでくれるんですよ。森本レオさんが、森山周一郎さんが、ニッポン放送一ナレーションが上手いうえやなぎアナが。これは感動モノでしたね。 |
★★読者レビュー |
僕が読んできた本の中で最高傑作と言っていいほどの一冊(いや、二冊 か)「放送作家というのはここまで細かいところまで観察するのか」と衝撃を受けた僕には『マーフィーの法則』ごときはなんの感銘も受けませんでした。当時 は藤井青銅ファンとしてとても歯がゆかったです。しりあがり寿さんとのコンビも最高でした。これからも藤井さんには元祖法則作家としていろんな法則を生み 出してほしいです。 (あおち) |
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ショートショート集なのに、ノベルの判型で出し
たせいか、おそらくあまり売れてないと思う。 ところが、これをNHKFMのラジオドラマにしたところ、人気に。以来、書き下ろしドラマで、パート2,パート3・・・と続き、FMでは人気シリーズに なってしまった。 パート5ぐらいまでやって、世紀が代わって今も「踊る21世紀」シリーズとなって続いているのだから、世の中わからんもんである。 |
★★読者レビュー |
NHKの青春アドベンチャーでの笑う20世紀で、恐怖の駅前商店街を聞いたとき、思わず「あっこ!」と
叫んでしまったおいら・・・ (笑って許して!) |
この本買いたいんですけど、絶叛らしくかえないなんて〜涙 (hiro) |
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このイラストを書いてくれた赤井孝美さんが、の ちに画集をお 出しになった時、 ここでの絵も入れていた。その時のコメントとして、主人公の設定がトンデモない小説、とあったんですね。ぼくとしては少し変わっている程度だと思っていた のだが、「トンデモない」と言われて、ガーン!「ぼくの感覚は世間の常識とズレているのか・・・・」と、フクザツな気分でした。友情出演として、死人にシ ナチクシリーズのキャラも、チラッと登場しています。 |
★★読者レビュー |
「シナチク」と同路線でアニメージュ文庫から刊行された作品です。 (可押) |
今でもふとした時、本書に収録されている『ラブストーリは突然に』のパロディ歌詞を思い出し、笑いが込 み上げてきます。 (てけてけ) |
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当時、まだ徳間書店にいた鈴木敏夫編集長が「藤
井さんに、これまでとちょっと毛色の変わったものも書いてもらえ」とおっしゃったとかで、これを書きました。シナチク・シリーズとは別の色で、ぼくは楽し
かったんですが、読者はとまどったみたいですねえ。 |
★★読者レビュー |
タイトルとイラストを見て,「同姓同名の別人の作品なのか?」と考え込まされた作品です。 (可押) |
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ちょうどこの本を書いている時、一緒に番組を
やっていた斎藤由貴ちゃんにあげたらいたく気に入ってくれ「面白い。これ、ドラマになったりしないんですか?」と言われたなぁ。 もちろん僕の心の中では「あなたがどこかで、やりたいって言ってくれれば実現するのに」と思ったんですけどね。当時は僕も慎み深かったから、そんなこと口 に出して言えなかったけど。 これは、出版社のお金で某ホテルに館詰めとなって書きました。でも夜中、一人で書いていると、なんだか不気味な感じがした。あとで聞くと「そこは荒俣さん が帝都物語を書いた部屋です」とのこと。本当かどうか知らないが、妙に納得したね。 |
★★読者レビュー |
私も青春アドベンチャーで知った口です。面白かった。最近小説を手に入れたんですがラジオドラマ版とは 少しストーリーに違いがある気がします。ラジオドラマのほうを録音できなかったので定かではないですが。 (ばふんうに) |
NHK−FMの青春アドベンチャーでラジオドラマ化されたものを聞いたとき、なんておもしろいんだろ う、と思いました。その後、藤井さんのいろいろな作品を聞きましたが、この作品を越えるものはないのではないか、とまで思っています。 (常磐 金成) |
数年前(結構前です)青春アドベンチャーで知ったのだけれど、ホントおもしろかった。本が今買えないの が悔しい。 (たろう) |
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ショートショート集。ちょっと甘いもの、センチ
メンタルなものを集めてます。 中に「春風のドレス」という話があって、これが人気が高い。タイトル通り、藤井青銅らしからぬ甘く美しい話なのですが、実は僕も、この話が好きなのです。 |
★★読者レビュー |
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サンバイマンのギャグは、SFアドベンチャー掲
載時→新書版→文庫版と、流行ものを取り入れて微妙に進化しています。 ぼくをこの世界に入れてくれた故・星新一さんは世相風俗を扱わないことで作品の寿命を延ばしました。 ヘソ曲がりなぼくは師とは逆に、この作品にはわりと世相風俗を意識して入れてみました。 というのは、古い作品は世相風俗こそが面白い、という見方もあるからです。 |
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笑わせるという点についてみれば、今までのところ一番レベルが高いのがこ
の本でしょう。 これは、前回のアニメブーム(つまりヤマト、ガンダム)が終わりかけた頃、連作で書かれたもの。 それから15年たった今回のアニメブーム(エヴァンゲリオン)でも、 世間ではその時とまったく同じドタバタが繰り返されていたことに、大笑いです。 その意味で古びてないわけで、われながら驚きです。 ちなみにこの本は、入手困難王・藤井青銅の中でも、最も手に入りにくいもののようです。 |
★★読者レビュー |
NHK-FMのサウンド夢工房(現・青春アドベンチャー)での放送に 運良く遭遇、その歌に度肝をぬかれ原作を探しはじめました。数年後、運良く「サンバイマン」を数冊持っている知人から文庫版を1冊譲り受けることが出来、 それ以来、サンバイマンの虜です。読み終えたあとには、麻雀で「坊や〜よい子だチョンボしな〜」と歌わずにはいられない1冊。 (かゆう) |
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これがシリーズ第三弾。初の長編です。 前二作より、少し対象年齢を上げました。ジュラシックパークより先に恐竜ものを書いてしまった。とはいえ、コナン・ドイルをはじめとする先行作品がいっぱ いあるのは承知の上ですが。 これを橋渡しに、シリーズをもう少し大人向け離陸させようと試みた作品です。 |
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前作に気をよくしての第二弾。今度は書き下ろし。 気分を盛り上げようと、銀座のホテルに館詰め(自費)になってみたものの、はしゃいじゃって仕事にならず、えらく手間取ってしまったのを覚えている。 が、これはぼくの書く世界の、ある意味ひながたになっていると思う。 |
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記念すべき、藤井青銅最初の本。それが、こんなふざけたタイトルでいいの
か・・・・という問題はあるが。これ、ポンポンと増刷がかかり、わりとよく売れました。 「なんだ、本なんてものはけっこう売れるんだ」と思ってしまったのが運のつき。 以来、私の本は、ご存知のように、一部の方には大変評価されるものの、バカスカ売れるとはいえないですねぇ。 |
★★読者レビュー |
アニメージュ連載当時はあまり気にとめていなかったのですが、単行本で読んだとき笑い泣きしたのを覚え ています。それ以来青銅ファンになったのは言うまでもありません。「天才虚弱王」青銅ここにありの必読の名作です。 (まさゆき) |
当然?ながら私が藤井青銅さんの名前を知った初めての作品です。 (可押) |
僕も藤井青銅さんを知った初めての本です。それ以後狂ったかのように古本屋を回り藤井青銅さんの本を探 しまわったのを覚えています。 (正光) |