- 初日の登りでは7人とすれ違った。途中から軽アイゼンを使用した。
- 頂上付近は約10cmの積雪だった。頂上からは富士山や上河内岳,聖岳,赤石岳,悪沢岳などの南アルプスの山々が見えた。山頂を表示してある柱に温度計が据え付けられており、ちょうど0度だった。
- 山伏小屋の宿泊者は他にだれもいなかった。大変寒く、明け方は室温が-8度まで冷え込んだ。
- 翌日は日の出を見に再度山頂に登った。日の光があたる前は死の世界、日の光があたり始めると雪が輝き始め、急に生の世界へ舞い戻ったような気がした。山頂の気温は-14度だった。
- 大谷崩を経由して帰る予定だったが、山頂から大谷崩方面への足跡が全くなかったため、大事をとって予定を変更し昨日登ってきた道を下りることにした。二日目は登山者には1人も会わなかった。