- バスの時間には少し間があった。寒いので下田駅構内で少し待つことにした。バス出発の7-8分前に戻ってみると座席はすでに埋まっており、立って行く羽目になった。後から次々と乗客が乗り込みバスは50人程の乗客で超満員になった。
- この日はウォーキングの大会でも開かれるのか、バスの車窓からは歩いて爪木崎に向かう人が大勢見えた。途中の須崎で下車した。7-8人下車した以外は全員爪木崎まで行く様子だった。
- 港を半周し、海岸沿いの遊歩道を歩き始めた。整備されていて歩きやすかった。快晴で海も青々としてきれいだった。海岸を離れて登りになると照葉樹林帯になり、濃い緑に包まれて雰囲気が良かった。ウォーキングしている人が何人もいた。「売り地」との看板が有ったが、このままの森を残しておいてほしいものと思った。ところどころ椿も咲いていた。
- 再び海岸に向かって下りていくと平らな岩場になっている「細間の段」に着いた。沖合を行く船が見え、遠くには伊豆七島の島影がうっすらと見えた。岩場の端には海辺の花々が咲いていた。
- 海岸をのんびり歩いて行くと田ノ尻の手前にベンチがあった。ながめが良く、日もあたって暖かなので一休みしておにぎりを食べることにした。空気はいっそう澄み、沖合の島々がだんだんはっきり見えてきた。
- 爪木崎が近づくと道端には水仙が現れだした。爪木崎は水仙が満開だった。テレビのニュースでは今年は暖冬でお正月が見頃と言っていたが、まだまだたくさん咲いていた。あたりには水仙の芳香が満ちていた。
- 水仙の間を歩き、外れから少し登って台地を進むと灯台に着いた。看板に島の絵が書いてあり、さっきから見えていた三角形の島が大島であることが分かった。新島もうっすらと見えていた。
- 写真を撮りながら水仙の間を戻り、ちょうど出発するところだったバスにタイミング良く乗り下田へ戻った。