- 松阪駅でバスの待ち時間が有ったので喫茶店でモーニングを食べてから行くことにした。喫茶店で支払いをしているときに、どこの山に行くか聞かた。「局ガ岳」と答えると納得した様子だった。局ガ岳は松阪では割と著名な山のようだった。
- 堀出でバスを下り、茶畑の間の車道を登っていった。前方に局ガ岳が見えた。局ガ岳神社には、きれいなトイレが有った。神社の先に登山口が有った。ポスト内のノートに届けを書いて出発した。
- 登りは旧道コースを通ることにした。林道に出会って右に曲がり、すぐ左上に登る林道支線に入ると300mほどで階段のある山道入口が有った。山道はすぐに林道に出会った。そのまま山道を進んだ。通る人が少ないようで、いばらが多くなった。林道を歩いたほうが楽だったかもしれなかった。最後に林道を離れるとしっかりした山道になった。
- 最初は沢沿いの植林帯の道だった。標高450m付近まで登ると雪が少し残っていた。標高670m付近まで登ると積雪は5mmくらいになった。登山者の足跡は無かった。鹿の足跡が少し有った。カラスが鳴いていた。
- 小峠への最後の登りは杉植林帯をジグザグに進む道だった。小峠で新道と合流した。風が少し吹いていた。新道側には3人分くらいの足跡が有った。積雪は1-2cmだった。小峠から少し登ると植林は終わり、照葉樹やヒメシャラなどの落葉樹の混ざる気持ちの良い雑木林の登りになった。
- 最後の急坂を登ると山頂に着いた。先客の二人組がいた。360度の展望だった。すぐ下に電波反射板が見えた。山々の中では西側に白く三峰山が一番目だって見えた。山頂付近の積雪は2-3cmだった。ベンチの上は乾いていた。二人組に旧道の雪の様子を聞かれたので、「問題ない。私の足跡もあるし」と答えた。
- 下りは新道コースを通ることにした。小峠までの急坂は滑りやすいので慎重に下った。小峠の分岐では、旧道側に先ほどの二人組の足跡がついていた。小峠からは植林の下りだった。最初は尾根伝いだった。登りの単独行とすれ違った。斜面の下りになるとジグザグに道が付けられていた。標高600m付近から積雪は無くなった。標高570m付近に「椿の滝道登山口」への分岐が有った。そのまま新道登山口へ向かった。登山口からは林道を通って元の局ガ岳神社へ戻った。結局、この日、山中で会った登山者は3人だけだった。
- 夕暮れ迫る中、車道をバス停へと下った。バスを待つうちに、すっかり暗くなった。