- 今回は福井県北部の残雪の山を2泊3日で縦走した。初日は快晴だった。勝山駅にはタクシーはいなかったので電話で呼び出した。タクシーで「いこいの森」の取立山登山口まで入った。
- 登山口の駐車場には十数台の車が停まっていた。車1台分の入山料(500円)を支払った。ちょうど男性単独行者が大きい荷物で出発して行くところだった。
- 最初は幅の広いジグザグの登山道だった。緩い登りだった。雪は無かった。標高1000m付近まで登ると新緑がきれいになった。
- 標高1060mで小休止後、すぐに尾根を直線的に登る道になった。道脇にはタムシバとイワウチワが咲いていた。所々に雪が残っていた。暑かったのでTシャツ1枚になった。取立山山頂までで20人近い登山者とすれ違った。
- 山頂には登山者が一人いるだけだった。白山がよく見えた。これから向う稜線の雪渓を2人の登山者が下りてくるのが見えた。
- 取立山からの下りで山頂で見た2人組とすれ違った。「鉢伏山へ日帰り往復登山した」と言う男女で、「ぐずぐずの雪で歩きにくかった」と言っていた。女性は疲れた表情だった。
- 取立山避難小屋への分岐を左に見送ると原高山への登り返しになった。雪が多くなって道が分りにくくなった。歩きやすい雪面を進んで行くと藪になってしまった。右手に1-2分藪こぎして登山道に戻った。
- 原高山からは登山道を外れないよう歩いた。所々の雪面の終了点で道が分りにくかった。板谷ノ頭は好展望だった。
- 板谷ノ頭の先の標高1360m地点は雪の平坦地だった。初日の幕営地とすることにした。眺めが良く、翌日行く鉢伏山がよく見えた。ウグイスの声を聞きながら、ゆっくりと休んだ。電波が良く通じた。登山道を流れてくる雪解け水が炊事用に使えた。