- 前日、林道入口の広場に駐車してテントを張った。翌朝は、明るくなるとすぐにテントをたたみ林道を歩き出した。20分程歩いた林道終点にも車が5-6台駐車できるスペースが有った。車が1台駐車してあった。
- 徒渉点の手前5分程の所に右の沢からの雪崩跡が有った。徒渉点には木のしっかりした橋が有った。水を補給した。徒渉点からの登りでは、急なところに木の階段が着いていた。
- ところどころにあるベンチを見送って登っていくと、いったん斜面が緩くなった。このあたりはヒノキアスナロの樹林帯だった。曇り空で暗い雰囲気だった。コマドリが鳴いていた。
- 中腹の夫婦桧にはサラサドウダンが多いと書かれた案内板が有った。サラサドウダンの落ちた小さな花びらが登山道を敷きつめていた。
- 美しいブナ林を登っていくと、やがて高松岳との分岐のある1234mピークに着いた。この付近からは灌木が多くなった。山頂にかけては、足元にマイヅルソウやツマトリソウが咲いていた。山頂手前のサラサドウダンツツジはちょうど見頃だった。
- 山頂小屋ではちょうど新潟から来た4人組が出発準備をしてるところだった。「タイガースファンですか?」と聞かれ最初意味が分からなかった。後で小屋のノートを見たら、この山は虎が着くのでタイガースファンがよく登ってくるらしいことが分かった。湿原にはチングルマがたくさん咲いていた。見頃は少し過ぎたのか少し散り始めていた。イワカガミ、ヒナザクラ、イワイチョウはちょうど見頃だった。木道に座り、花と池をながめながら、くつろいだ。
- 泊まりの4人と、すぐ後から登って来た4人が引き上げ、山頂から誰もいなくなった頃に、ゆっくりと下山し始めた。下山し始めるとすぐに次々と登山者とすれ違った。1234mピークに下りるまでに十数人とすれ違った。徒渉点までの下りでは、登りのときはいなかったハルゼミが鳴いていた。
- 林道終点まで来ると、ちょうど山頂で会った新潟の4人組が出発するところだった。車を置いてある林道入口まで乗せてもらった。