- まだ歩いていない鳥ノ胸山に行く事にした。町田まで小田急で行ったところ横浜線が止まっていた。戻って京王線を利用して橋本に出た。
- 橋本でレンタカーを借りて出発した。道路は途中で通行止め箇所が有り迂回路を通った。運転中に道志の谷の正面に真っ白な富士山が見え期待が高まった。「道の駅どうし」には少しだけ端の方に除雪した雪が残っていた。車を駐車して歩き出した。
- 曇り空だった。最初は林道歩きだった。工事中の堰堤の所から山道に入った。杉の植林帯だった。時々、演習の大砲の音が聞こえた。いったん林道に出たところで左手に進むと山道の続きが有った。杉と桧の植林の尾根道だった。風が冷たくなった。
- やがて片側が雑木林の道になった。肩のような小さいピークで右に曲がり、少し登ると山頂に着いた。雪があると思って万全の準備をしていたものの、前日が暖かかったためか、山頂まで雪どころか霜柱すら無かった。
- 山頂には「山梨百名山」標識が二つ、古くて字が読みにくくなった物と、新しく立て替えられた物が有った。西側の展望が開け御正体山が見えた。期待した富士山は雲に隠れてしまい、裾野の一部が見えるだけだった。倒木に腰を下ろして昼食休憩にした。
- 下りは反対側の雑木ノ頭へ向かった。なだらかな稜線が終わると急な下りになった。植林帯だった。雑木ノ頭への登り返しになると再び雑木林になった。少し岩が有った。雑木ノ頭付近から振り返ると木の間に鳥ノ胸山が見えた。
- 雑木ノ頭からは雑木林の下りだった。少し植林も混ざった。尾根から右へ曲がるところで先を歩く二人が間違えてまっすぐに20m位進んでしまった。声をかけて戻ってもらった。足元に有る30cm位の標識を見落としたらしかった。
- この日はキャンプ場に下りるまで山中では人に会わなかった。キャンプ場まで下ると、車が5-6台駐車してあり、テントが張られて若者達が談笑していた。この日は金曜だった。休暇を取ってきているのかしらと思った。翌日は雪の予報なのに、ここで一泊するとは元気な人達だと思いながら通過した。キャンプ場からは未舗装の車道を下った。しばらく下ると舗装路になり出発点の道の駅に戻った。
- 道の駅の売店では地元の農産物販売が充実していた。リンゴジャムとクレソンをお土産に購入した。レジは都会のスーパーのようにお金を入れるとお釣りが自動的に出てくる優れものだった。道志村もなかなかやるなと思った。