- 層雲峡野営場では、夜間は雷雨だった。朝、チェックしたらテントが2-3mm水没していた。予約のタクシーで沼ノ原に向かう間、少し霧雨が降っていた。
- 沼ノ原への登山道は沢状になっていた。急なところでは沢登りのシャワークライムみたいだった。沼ノ原の湿原に出たときは霧がかかっていた。待つうちに霧が晴れ石狩岳方面が見えてきた。日が差してきたのでテントを出して乾かした。大沼のキャンプ指定地は水没していた。タチギボウシがたくさん咲いていた。
- 五色ガ原ではエゾコザクラやチングルマが咲いていた。木道になったり、沢状の登山道になったりした。登山道は水没しているところもあり、脇のヤブを通って通過した。五色岳の近くになるとタカネトウウチソウやナガハキタアザミがたくさん咲いていた。五色岳でこの日最初の登山者に出会った。しっかり刈り払いされて歩きやすい登山道を忠別岳避難小屋まで下った。テントは1張りだけだった。小屋の宿泊者は7人とすいていた。
- 二日目は曇り空だった。化雲岳への登りではチングルマの実が多かった。化雲岳山頂は霧で風が強かった。天沼の手前まで来たときに青空が広がりだしたので大休止した。靴を脱いで朝露でぬれた足を乾かした。天沼付近はイワイチョウがたくさん咲いていた。すでに黄葉しているイワイチョウも有った。
- 北沼への登りでは蝶(コヒオドシ)がたくさん飛んでいた。北沼ではトンボがたくさん飛んでいた。トムラウシ山頂には前年の遭難犠牲者の死を弔うための花が供えられていた。南沼へ下山し、テントを張った。テントは9張りだった。
- 夜の11時ころ雷も鳴るひどい雨になった。幸い明け方までにやみ、朝は好天になった。もう一度山頂に登り展望を楽しんだ。テントに戻り、お茶を飲んで一休みしてから出発した。次々と登山者とすれ違った。前トム平の手前ではイワブクロが咲いていた。カムイ天上の手前は、ぬかるみが多かった。途中ですれ違ったランニング登山の二人組はあきらめて引返してきた。
- トムラウシ温泉で三日間の汗を流した。バスの乗るつもりだったが、山中で会った人の好意に甘え、車で新得駅まで送ってもらった。