- 光徳でバスを下り、舗装された林道を歩き出した。途中のハガタテ薙経由で太郎山に行く道は「きわめて危険なため」ロープで閉鎖されていた。やむなく山王峠経由で登ることにした。雨が降り出し、傘をさして歩いた。
- 山王峠手前では、レンゲツツジが咲いていた。峠からは本格的な登山道になった。笹が濡れているため、傘をあきらめ、レインウェアを着た。
- 山王帽子山は樹林の中で展望はなかった。山王帽子山と太郎山の鞍部で、少し日が差したが、すぐまたガスになってしまった。
- ハガタテ薙からの道が合流してからは、次々に花があらわれだした。花の写真を撮るため、歩く速度が急に遅くなった。ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、キバナノコマノツメ、マイヅルソウ、イワカガミ、ハクサンチドリ、シャクナゲが咲いていた。
- 小太郎山はガスで展望がなかった。小太郎山付近には、ミヤマダイコンソウが多かった。
- ようやくついた太郎山山頂もガスの中で展望はなかった。ミヤマダイコンソウとホソバイワベンケイが咲いていた。
- 太郎山から少し下ると、お花畑と呼ばれるところに着いた。隅の方にハクサンチドリが咲いている以外は、花はほとんど咲いていなかった。ガスはますます濃くなり、磁石で方角を確認しなければならないほどだった。遠くで雷が鳴っていた。
- 林道に出る少し前では、シャクナゲがたくさん咲いていた。
- 林道を歩いているうちに、ようやく晴れだし、太郎山や奥白根山が見えてきた。バス停まで、あと30分位まで来たときに、車が止まってくれて、日光駅まで送ってくれた。