- 浦郷からのバスは8人乗りほどの乗用車を流用したバスだった。他の乗客はいなかった。停留所以外でも乗降自由のバスで、終点の波止(はし)手前の焼火山への分岐で下ろしてもらった。
- 車道を登り始めた。法面にはミツバツツジが咲いていた。
- 登山口には「焼火神社」の標識が有った。あずまやと駐車場が有った。車は停まっていなかった。杖立が有り竹の杖が数本入っていた。「まむしに注意」の看板が有った。
- 歩道の最初は階段の登りだった。ツバキが多く咲いていた。白いツバキも有った。途中で2箇所ほど展望が開け、隣りの知夫利島が見えた。
- 分岐に着いた。左は山頂へ直接行く道、右は焼火神社を経由する道だった。右手に入り、平坦な道を進むと焼火神社に着いた。立派な建物が多かった。一番奥の建物は山側が崖に食い込んだ造りになっていた。
- 神社から少し戻った標識の所から山道に入った。本格的な登りになった。神社を迂回した道と合流すると山頂への登りになった。山頂のアンテナに電気を供給するための電信柱が立っていた。道脇にはキブシが咲いていた。
- 急坂を登ると展望台と山頂との分岐点に着いた。左に進み、途中のアンテナを右手に見ながら進むと展望台に着いた。ベンチとテーブルが有った。海の眺めがきれいだった。間近に少し高い山頂が見えた。
- 分岐に戻り少し登るとアンテナの立つ山頂に着いた。ベンチが二つ有った。中ノ島方面の眺めが良かった。島後も見えた。
- 往路を焼火神社からの道の合流点まで戻った。合流点からは直接登山口に下る道を通った。バイカイカリソウやツバキが咲いていた。
- 登山口からはミツバツツジを見ながら往路の車道をゆっくり下った。麓が近づくとキジが鳴いていた。結局、この日、山中では誰にも会わなかった。
- バスを降りたところから5分ほど歩くと波止の港に着いた。船はほどんど係留されておらす、白い岸壁の横にバスの待合所がぽつんと有るだけだった。
- 帰りは15人分ほどの座席の有るちゃんとしたバスだった。他の乗客はいなかった。運転手は「去年から運転しているが、帰りのバスに人が乗るのは初めてだ」と言っていた。