- 11年前に「山犬の段」に宿泊したとき、ツツジの季節がきれいだと地元の人に言われた事を思い出し、高塚山に行ってみることにした。前夜は11時に「山犬の段」に着いた。夜間の山道の運転で疲れて少し気分が悪くなった。
- 翌朝5時に歩き出した。ホトトギスが盛んに鳴いていた。最初からブナの森で気分が良かった。木の間からは黒法師岳が見えた。
- 蕎麦粒山を過ぎたあたりからシロヤシオが増えてきた。全体では1-2分咲きだったが、木によっては満開になっていた。つぼみがたくさんあったので、翌週か2週間後が見頃だろうと思った。ミツバツツジもたくさん咲いていた。こちらの方はちょうど見頃だった。
- 三ツ合山への登りにかかるところで鹿を見た。少し霧が出てきた。三ツ合山からはつぼみの多いシロヤシオの森を高塚山へと向かった。
- バイケイソウが増えてくると、やがて高塚山山頂に着いた。樹林に囲まれ展望はなかった。雨が少し降って来た。
- 三ツ合山まで戻ると幸い雨がやんだので千石平まで行ってみることにした。途中の1651m峰の登りにはロープの着いた岩場があった。このあたりもシロヤシオはまだつぼみだった。名残のアカヤシオが木の枝に少し残り、地面には花びらたくさん落ちていた。
- 千石平は樹林に囲まれた落ち着いた感じのところだった。1674mと書かれた標識を見て、ここが今日の最高点と気が付いた。外れのガレ場からは京丸山方面が見えた。
- 千石沢の下降点まで戻り、沢を下って南赤石林道に出た。11年前には車で通った林道も、今は至る所で崩れていた。上の方にはミツバツツジとシロヤシオが紅白にきれいに見えていた。林道を山犬の段へ戻る途中で雨が降り出し、レインウェアを着た。