- 箱根湯本駅から国道1号を少し歩いた後、橋を渡ったところに登山口が有った。暗い照葉樹林帯の登りだった。登るに従い車の音が小さくなっていった。50mごとに番号標識が付いていた。
- 湯坂山城跡までの登りで一汗かいた。城跡は照葉樹林帯の中だった。鳥のさえずりが聞こえた。城跡を過ぎると次第に紅葉がきれいになってきた。毎週のように登ると言う小田原からの単独行に追いつかれた。「リンドウが上の方では咲いているはず」と教えてもらった。
- 湯坂山はちょっとした尾根のたわみで、標識も無く、地形図と高度計で場所が分かるだけだった。湯坂山からは紅葉とススキを見ながらの登りになった。城山も標識が無かった。ススキが多かった。城山のすぐ先で大平台への分岐が右に分かれていた。
- 浅間山は防火帯のように切り開かれた山頂でベンチが二つあった。登山者が6人ほどいた。芝生状になっていて、寝転がって休みたい雰囲気だった。三角点が有った。上の方が欠けていた。日が暖かで正面には箱根の神山が見えた。
- 浅間山からの下りは少し植林が多めだった。鞍部には林道が通っていた。少し急な坂を登り返すと鷹巣山山頂に着いた。こちらにもベンチが一つ有った。登山者が3人休んでいた。少し植林が迫っていて、山頂の雰囲気は浅間山の方が良い感じがした。鷹巣山で休んでいる間に神山に雲がかかり始めた。
- 鷹巣山からの下りは林道跡のような道だった。リンドウが咲いていた。下っていくと、左側は植林、右側はススキの道になった。ススキの上に二子山が見えた。20人くらいの団体のハイカーとすれ違った。国道に出て20-30m進んだバス停からバスに乗り込んだ。
- 正味3時間程度の山登りだったが、ほとんど登り坂ばかりなので、けっこう登り甲斐があった。平日の水曜日なのに登山者が多かったのには驚いた。