- カヤの平のキャンプ場でテントを2張り借りる手続きをした後、荷物を置いて歩き始めた。最初は牧場脇の車道歩きだった。牛が遠くに見えた。樹林帯に入ると未舗装の道になった。ゲートを通って少し下り気味の林道を歩いていくと登山口が有った。
- 登山口からは緩やかな登りの山道になった。両側はネマガリタケのヤブだった。竹の子は細いものばかりだった。やがてブナ林になった。ムシカリが咲いていた。サンカヨウが目立つようなると分岐標識に着いた。
- 分岐標識からは小さなゆるい上り下りを繰り返した。ムラサキヤシオやミツバオウレン、ツバメオモトが咲いていた。ガスが出てきた。
- 山頂に着いたときはガスで展望は無かった。山頂標識と少し壊れかけた石の祠が有った。かたわらにはムラサキヤシオが咲いていた。休んでいるうちに、一瞬、鳥甲山が見えたが、すぐにガスの中に入ってしまった。
- 山頂から下り始めると少しガスが晴れてきた。登ってきた緩やかな稜線が見えた。往路をカヤの平まで下った。カヤの平に着いた頃にはガスはすっかり晴れていた。
- カヤの平からは反対側の北ドブ湿原に向かった。登りは西回りコースを通った。ブナ林だった。木漏れ日の中、森林浴を楽しんだ。五差路を右に曲がると下りになり、北ドブ湿原に着いた。
- 北ドブ湿原には木道とあずまやが有った。湿原にはリュウキンカが少し咲いていた。他の花の盛りはこれからだった。帰りは東回りコースを通った。途中の枯れ木にキツツキの巣が有った。親鳥は離れているらしく穴の中からヒナの鳴き声が聞こえて来た。
- 夕食には、途中で取ったコシアブラを天ぷらにして舌鼓を打った。