- 東日原でバスを下りたのは2人だけだった。1月8日と15日に降った雪がほとんど解けておらず、登山道のまわりには雪が70-80cm積もっていた。登山道には足跡が点々とついていた。
- 歩き始めは、足の先が寒さで痛くなってきた。歩いているうちに暖かくなり痛くなくなる事が多いが、今回はなかなか暖かくならず、稲村岩のコルまで登ってようやく痛みが取れた。
- 中腹まで登ったところで、ももの筋肉が痛くなってきた。一つの足跡の深さが15-20cm位あり、普通より足を余分に持ち上げなければならなかったからだ。足を止めると鳥のさえずりが聞こえた。風は全く無かった。
- 予定より1時間半も遅れて山頂に着いた。山頂にはスキーをしている先客が3人いた。山頂から雲取山方面のトレースはほとんど無かった。富士山を始めとして、南アルプスの山々、雲取山,大岳山などの奥多摩の山々、丹沢の山々が見えた。木の間からは浅間山も見えた。後から同じ尾根を通って次々と登山者が登ってきた。山頂出発時には6-7人になっていた。
- 鷹ノ巣山から六ツ石山までは上り下りの繰り返しだった。足跡が30cmの深さの所もあり、平らなところでも歩くのに疲れた。まぶしくてサングラスを持ってくればよかったと思った。
- 六ツ石山手前の下りでスパッツのゴムが切れてしまい、予備のゴムに交換した。六ツ石山の巻き道にはトレースが無かった。六ツ石山からは富士山や南アルプスの白根三山、甲斐駒ヶ岳が見えた。
- 六ツ石山からは人が多く通ったのか、足跡が線状につながって歩きやすくなった。スピードが上がったが前半のロスが大きく、結局、奥多摩駅には予定より電車1本分遅れて着いた。
- 雪が多かったが凍った所が無かったので、結局アイゼンは一度も使わなかった。