- 西登山口に着いたときは、すでに駐車場はいっぱいになっていた。少し下ったスキー場の入口に駐車した。登山道入口の鳥居をくぐって歩き出した。
- 前日の雨で登山道は少しぬかるんでいた。最初はカラマツ林だった。少し黄葉していた。やがてスキー場跡のゲレンデの登りになった。ゲレンデの終点にはリフト駅の跡が有った。板張りが抜け落ちて少し痛々しい感じがした。
- 樹林帯に入るとすぐに大沼の分岐があった。大沼に寄ってみた。ほとんど干上がった沼の向かいに鶏頂山が見えた。登山道に戻り、小さな鞍部を過ぎてゆるい登りを登っていくと、弁天沼に着いた。小さな落ち葉が縞模様に浮かび、きれいだった。
- 弁天沼からは勾配がきつくなった。木々の黄葉がきれいだった。前日の雨は、このあたりでは雪だったようで、日陰には少し雪が残っていた。道はぬかるんでいた。
- 鶏頂山と釈迦ガ岳を結ぶ稜線に出ると展望が開け、釈迦ガ岳が見えた。周辺の木々は紅葉していた。鶏頂山への登りは急坂で、前の団体がつかえていて少し渋滞気味だった。
- 山頂は50人以上の中高年登山者で混んでいた。釈迦ガ岳や日光連山が見えたが、展望を楽しむには人の間を気を使って移動しなければならなかった。昼食を手早く済ませて早々に立ち去った。
- 鶏頂山から釈迦ガ岳までは、近いようで実際は上り下りが多かった。刈り払いを最近やったのか笹の葉が登山道にたくさん落ちていた。おかげでぬかるみも歩きやすかった。釈迦ガ岳への登りになると岩混じりの急登になった。
- 大間々台からの登山道が合流すると急坂も終わり、釈迦ガ岳山頂に着いた。雲で日が差さず、風も強くて寒かった。天気の良い南側がよく見え、筑波山やうっすらと富士山も見えた。日光連山や那須岳方面は山頂部に雲がかかっていた。最初は誰もいなかったが、30人以上の団体が登ってきて騒がしくなったので追われるように出発した。
- 下りは弁天沼への近道を通った。沼の手前は黄葉がきれいだった。弁天沼からは行きの道を下った。登山口近くになると、だいぶ道も乾いていて歩きやすくなっていた。