- 東浪見(とらみ)駅から歩き始めた。ビニールハウスを見ながら進むと、やがて九十九里浜の東浪見海岸に出た。白波が砂浜に打ち寄せていた。サーファーが5-6人サーフィンをしていた。
- サーファーの足跡が点々と続く砂浜を太東崎に向かって歩いて行った。300mおき位に砂浜と直角にヘッドランド(堤防)が伸びていた。最初のヘッドランドを過ぎると沖合に30人位サーファーがいた。南の風が強い日で、波は高めだった。サーファーが次々と波の上に立ち上がりサーフィンを楽しんでいた。
- ヘッドランドは3つで終わり、行く手の太東漁港との間にさえぎるものは無くなった。足元には海の方へ伸びる地引き網のものと思われる2本のロープが有った。すぐ先にベンチが有ったので一休みした。
- ベンチからいったん国道に出て少し太東崎の方角へ向かった。岬町ハイキングコースは、あいにく工事中で通行止めだった。国道を迂回して先に進んだ。
- 長さ約30mのトンネルをくぐると津々ヶ浦(つつがうら)だった。釣りをしている人が3人いた。あずまやが有ったので一休みした。犬を連れた70歳くらいの少し日焼けした男性が反対からやってきた。「こちらの方が暖かいですよ」と、あずまやの日なた側のベンチに有った貝殻をどけてくれた。お言葉に甘えて日なた側に男性と背中合わせに並んで座った。ちょうど一人の釣り人が30cm位の魚を釣り上げた。「あれはイシモチです。」と教えてくれた。
- 小さな峠を越え、正面に太東崎灯台を見ながらビニールハウスの有る畑の間を歩いて行った。溜池が有った。池の回りには桜の木が有り、花が咲き始めていた。
- 溜池から車道を登っていくと太東崎灯台に着いた。スイセンが咲いていた。海が青くきれいだった。景色を見に来た人が5-6人いた。
- 溜池まで戻り、畑の間を進んで海に出た。すぐ左手には太東崎の先端が見えた。風が強く、波しぶきが海岸にかかっていた。海岸沿いに右手に進むと太東海浜植物群落だった。今は枯れ草が生えているだけだった。シートを敷いて一休みした。
- 畑や水田を見ながら歩き、川岸に出た。土手を歩いて長者町駅へ向かった。十数匹の水鳥が川面を泳いでいた。我々が近づくと川の中央に羽ばたいて逃げていった。
- 川にかかる江東橋を渡り住宅地を通って長者町駅に着いた。この日は暖かな一日だった。万歩計は2万歩を越え、平地歩きの割には疲れを感じた。