- 一人列車に乗り遅れたため浦佐から越後湯沢まで車で迎えに引き返した。越後湯沢からの帰りは高速に乗り小出で下りた。コープで食料を仕入れて、林道の終点に向かった。林道終点の駐車場から保久礼小屋までは200m歩くだけだった。テントを張って、もつ煮込みの宴会をした。
- 翌朝、余分な荷物をテントに置いて出発した。最初は階段の登りだった。ブナ林の中にヤマツツジ、タムシバ、ムシカリ、イワカガミが咲き、クロジが鳴いていた。キビタキ清水は冷たくておいしかった。
- 灌木帯になり小さな雪田を登ると、やがて大岳に着いた。山頂の少し先に出ると谷筋に雪をいだいた守門岳がきれいに見えた。
- 大岳から鞍部への下りではヒメサユリが咲き始めていた。まだつぼみが多く、これから迎える花の盛りには、さぞかし見事だろうと思った。すぐ後から登ってきた山菜採りが谷の方に下りていった。
- 鞍部から登りにかかると、カタクリが多くなってきた。タムシバやムシカリも咲いていた。ホトトギスやカッコーが鳴いていた。
- 青雲岳には木道が敷かれていた。木道横の池からはカエルの声が聞こえていたが、姿は見えなかった。青雲岳の下りは雪田になっていた。山頂への最後の登りではイワカガミが多かった。
- 山頂には前年の8月に守門村が取り付けた真新しい展望板が有った。合併して魚沼市になる前の最後の夏ということで取り付けたのだろう。
- 帰りは日も高くなり暑くなった。大岳の登りでは汗がしたたり落ちた。キビタキ清水で再度飲んだ水はおいしかった。