- 海には白波が立っていた。神島から鳥羽に向かう連絡船は少し揺れが大きかった。菅島で途中下船したのは我々だけだった。
- コンクリートで舗装された車道を登って行った。途中で60歳位の作業服姿の男性が石に腰掛けて休んでいた。少し先には畑へ向かう細い急坂が下っていた。水道タンクの先まで進むと登山口が有った。少し風が強かった。
- 登山道は潅木帯の登りで所々で展望が良かった。しばらく登ると迂回してきた未舗装の林道に出た。鳥羽方面の見晴らしが良かった。下には採石場が見えた。林道をしばらく進むと山頂への登山道が有った。
- 紅ツゲの潅木帯の登りだった。紅葉してきれいだった。海の眺めが良かった。稜線の道と合流するとすぐに山頂に着いた。樹林に囲まれ展望は無かった。
- 道の合流点に戻り稜線を菅島灯台方面に進んだ。紅ツゲの潅木に覆われていた。紅葉がきれいだった。風がさわやかだった。海の眺めが良く、正面には今朝出発してきた神島が見えた。
- 稜線の道を緩く下っていくと先ほどの林道の終点に着いた。山道の続きに入った。照葉樹の森だった。緩い上り下りが続いた。犬の糞のような動物の糞が2箇所で落ちていた。畑が出てくると港に出る分岐に着いた。分岐を過ぎてしばらく歩くと遊歩道に出た。
- 遊歩道を標識に従って進むと菅島灯台に着いた。ちょうど見頃の水仙がたくさん咲いていた。レンガ造りの灯台の根元にはベンチが有ったので座って昼食休憩にした。水仙の香りに包まれて海を眺めながら、神島の宿で作ってもらった「たこ飯のおにぎり」をおいしくいただいた。
- 遊歩道を少し戻ったところから海岸に向かった。白髪神社を通り、階段を下っていくと鳥居が有り「しろんご浜」に出た。砂浜には大きな岩が有った。岩の上で一休みした。水がきれいだった。沖合の静かな海をフェリーが滑るように通って行った。
- 浜を少し歩いたところから階段を登ると菅島灯台からの遊歩道と合流した。やがて車道に出た。30歳代の女性観光客二人組とすれ違った。「この先に何かありますか」と聞かれたので「灯台がきれいです」と教えてあげた。
- 港で船を待つ間、自動販売機でコーヒーを買ってくつろいだ。波は静かになり鳥羽への帰りの船は揺れなかった。