- 夜行のフェリーは時化で揺れた。バスまで間が有ったので、少しフェリーターミナルで休憩した後、厳原の町を散歩した。コンビニが1軒だけ有ったので新聞を購入した。
- バス終点の鶏知(けち)宮で運転手から「山登りですか」と声をかけられて出発した。洲藻(すも)の集落まで行くと白岳が良く見えた。田んぼでは田植えの真っ最中だった。
- 林道が未舗装になったところに「登山口」の標識が有った。更に林道を150mほど進むと横の川に堰堤が見えた。堰堤を伝って対岸に渡り、林道の続きに出た。林道歩きを少し省略できた。少し登ると林道は終点になった。車は1台もなかった。
- 林道終点からは杉植林の沢沿いの道だった。ウグイスが鳴いていた。標高150mを越えると照葉樹の森になった。鳥のさえずりが多かった。地元の単独行者に追いつかれた。
- 鳥居の有る分岐点で右に入ると山頂への最後の登りになった。ロープの付いた岩場が有った。休んでいた先ほどの単独行者を追い越した。小さな広場のところからは更に急な岩場の登りになった。チョウセンヤマツツジが少し咲いていた。
- 最後は左から回りこんで岩の上の山頂に出た。誰もいなかった。風が強かった。立つと少し恐怖感を感じるほどだった。岩陰の風の少し弱いところで休憩した。海がきれいだった。山頂のチョウセンヤマツツジは、まだつぼみだった。単独行者は結局山頂まで登ってこなかった。
- 下りでは、広場のところで左手の脇道に入ってみたところ、岩のテラスの上に出た。付近はチョウセンヤマツツジが満開だった。
- 往路をゆっくり戻った。途中で別の単独行者を追い越した。林道終点の車は2台になっていた。洲藻では「山に登ってきたのか」と地元の人に声をかけられた。車道を長い時間歩いたせいもあり、最後は足が疲れてきた。