- 陸奥黒崎駅で、他降りたのは登山者2人だけだった。林道終点の登山口までの間には、月見草(オオマツヨイグサ)やツリガネニンジンが咲いていた。登山口には、車が18台停まっていた。
- 二股分岐を過ぎてしばらく行くと、水場が何ヶ所もあった。五つ目の最後の水場を過ぎると急坂の登りになった。
- 蟶山(まてやま)分岐からは、ゆるい道になった。ぬかるみが多く、木道がところどころに作られていた。赤い実のなっている木が多く見られた。ブナも多かった。ブナは大きな木だけでなく、若い木も多かった。
- やがて草原になり、展望が開けた。山頂はガスで見えなかった。ツリガネニンジンが咲いていた。稜線に出て、最後のひと登りをすると、山頂に着いた。ガスで視界は40m位だった。
- 山頂小屋の宿泊は全部で8人だった。そばには立派なトイレが建っていた。水場は小屋から3分ほどだった。水はたっぷり流れていて、しぶきがかかるほどだった。
- 夜の8時頃トイレに行くとガスがひどく、視界5mほどだった。雨も降り始めていた。
- 翌日は土砂降りで風も強かった。停滞と決定。2.5食分しかなかったので食料を節約した。土砂降りの中を登山者が合計17人も登ってきた。
- 翌朝、二人でロールパン5個と、チョコが3粒残っていた。雨はやんでいたがガスがかかっていて、月がかすんで見えた。パンを1個ずつ食べて出発した。
- 霧のため木からしずくが落ちてくるので、ザックカバーを付けた。蟶山分岐手前でパンを1個ずつ食べた(残りパン1個)。蟶山分岐からは、急な下り坂だった。遠くでアオバトが「ホー ホワオー」と鳴いていた。水場で最後のパンを二人で分けて食べた。
- 陸奥黒崎駅の近くで仕事の大工さんのトラックに乗せてもらい、十二湖駅のそばの食堂まで連れていってもらった。久しぶりの刺身とビールに舌つづみを打った。