- 魚沼地方は平坦地も1m近い積雪だった。赤土集落の元のスキー場跡近くの脇道に駐車した。曇り空だった。スキーにシールを付けてゲレンデの跡を登り始めた。
- スキー場跡にはリフトの残骸が残っていた。スキーで滑った跡がたくさん残っていた。ワカンの足跡も有った。雪は硬めで登りやすかった。標高300m付近を過ぎ、リフト2本目の登りになると次第に急になってきた。ゲレンデ跡の斜面をジグザグに登って行った。
- 標高480mの稜線まで登ると少し風が出てきた。更にリフト1本分急斜面を登った。小さなクレバスができていた。斜面が緩くなってくるとゲレンデ跡最上部の644m峰に着いた。
- 644m峰から30mほど下った後、樹林の尾根を登り始めた。左側は雪庇で近付かないよう登った。最初は広い斜面だったが、次第に狭くなった。地形図の674m地点を過ぎると更に狭くなり3mほど雪が切れて地面が見えているところが有った。スキーを脱いで10-15mほど歩いた。
- 稜線の狭いところを過ぎると再び尾根が広くなってきた。山頂には霧がかかり始めていた。
- 最後に勾配がゆるくなってくると縦に長い山頂に着いた。山頂付近は無木立だった。霧の中で視界はなかった。一休みしてシールを外しながら下山の準備をしていると次第に霧が晴れてきた。しばらく山頂でねばっているうちに上権現堂山も見えてきた。
- 山頂からの最初の無木立の緩い斜面を滑り終えると、樹林帯の下りになった。スピードが出過ぎないようボーゲンで慎重に下った。表面が硬く中が柔らかなモナカのような雪で滑りにくかった。雪の切れいているところは前後の狭いところも含め50mほどスキーを脱いで歩いた。644m峰へはスキーをはいたまま登り返した。644mからはゲレンデ跡を滑った。下の方では雪が湿って軟らかく、何度か足をとられそうになった。
- 車を回収し、すぐ隣りにある日帰り温泉で一浴した。小出に出て夕食を食べた後、次の目的地の浅草岳へ向かった。