- アイゼンとピッケルの講習会に出席するために、前日から行って少し雪山になれておくことにした。
- 初日は、バス下車後、すぐにロープウェイで山頂駅に登った。曇りでやや気温の高い日だった。外のベンチで12本歯のアイゼンを付ける時に紐のかけ方をネット動画で確認してから付けた。
- 北横岳に向う人が多い中、縞枯山へ向った。谷を通り広場になると縞枯山荘が有った。休館中だった。雨池峠では風が冷たかった。樹林に少し入ったところで風を避けながら休んだ。
- 雨池峠からはシラビソの中の一直線の登りだった。雪は硬くアイゼンがよく効いた。少し立ち枯れの木が見られる標高2370m地点で小休止した。
- 縞枯山山頂は樹林の中だった。稜線を少し先へ進むと木が低くなり八ヶ岳が見えた。展望台分岐から展望台を往復した。岩の間に雪が詰まって固められ登りやすかった。展望を楽しんだ後、木の陰で風を避けながら昼食休憩にした。登山者が数人登って来ては下っていった。
- 下りは茶臼山との鞍部まで進んでから右へ曲がり、五辻を経由して山頂駅に戻った。五辻から山頂駅へ戻る途中で北横岳がよく見えた。この日は、展望が良い箇所が多く思いの外楽しむことができた。
- 二日目は講習会の本番だった。参加者は7人だった。どの人もこの1-2年で雪山に登り始めたとの事だった。ロープウェイに乗る前にアウター手袋を着けたままでアイゼンを付ける練習をした。少しやりにくかったものの前日の練習の甲斐も有って割とスムーズに付けることができた。参加者のうちの二人はアイゼンの長さが靴に合っておらず講師に直してもらっていた。
- 山頂駅からは、講師判断で行き先が人の多い北横岳から縞枯山に変更になった。雨池峠で昼食後、アイゼン歩行の講習を受けながら縞枯山山頂を往復した。下りでは将棋倒しにならないよう5m間隔を明けるよう指示された。
- 次に雨池峠から少し雨池側に下って滑落停止練習をした。アイゼンを外し、ヘルメットを被り、ピッケルのブレード側にテープを貼って安全を確保してから始めた。スタッフバッグに尻を乗せ講師に足を引いてらい加速したところでピッケルで滑落停止をした。全員が3回ずつ練習した。
- 最後は雪景色を楽しみながら山頂駅に戻った。ロープウェイで下山後、解散となった。
- 今回は基本的なアイゼン歩行、ピッケルの使い方を学び、講習の進め方も理解できて有意義だった。他人にも教えられそうな自信もつき、とても満足した。