- 坂本でバスを下車したのは4人だけだった。他の3人はグループの大学生らしく、二子山に登る様子だった。
- 沢沿いに車道を登って行くと山道に入った。植林帯で1箇所ロープが有った。迂回してきた国道に出たところが二子山の登山口で民宿があった。煙突から煙が出ていて暖かそうだった。
- 二子山登山口からは国道を登って行った。途中には二子山西登山口が有り、二子山が良く見えた。車はたまに通るだけだった。
- 志賀坂峠への登り口には送電線巡視路を示すポールが立っているだけだった。少し登ると展望が開け、二子山が良く見えた。途中までは送電線の巡視路と共用の道だった。
- 道脇の地蔵仏を見ながら登って行くと志賀坂峠に着いた。風が少し冷たかった。左に曲がり稜線の植林帯をしばらく進むと送電鉄塔があり視界が開けた。正面に志賀坂諏訪山が見えた。
- 鉄塔から先は雑木林が多くなった。太陽に向かって進む道で、すっかり葉を落とした木の間から日差しがまぶしかった。谷コースを右から合わせると右手の雑木林の間に山頂が見えて来た。右に回り込みながら登って行くと山頂への分岐点が有った。左へ曲がり、急坂を登って行くと左手が伐採地になった。両神山が良く見えた。一登りすると山頂に着いた。
- 山頂には祠が有った。樹林の中だった。山頂のわずか下が伐採地で、両神山や武甲山が見えた。
- 下りは群馬県側に向かった。山頂右手の急坂を下ると分岐に着いた。右手20m先は行きに通った分岐だった。左手に曲がり、間物沢ルートへ向かった。谷の道はジグザグに作られていて勾配は緩かった。歩きやすかった。周囲はすっかり葉を落とした広葉樹だった。途中のあずまやは倒れて屋根が斜めになっていた。九十ノ滝は6割ほど凍結していた。滝脇の急坂を下り、吊り橋を渡り、堰堤横の階段を下ると車道終点に出た。
- 車道を下っていくと国道に出た。70歳くらいの女性に「山に登ってきたのか」と声をかけられた。後は、ゆっくり国道を歩いて行った。途中には恐竜の足跡の残っている「さざなみ岩」が有った。
- 古鉄橋でタイミング良く来たバスに乗り込んだ。この日は山中では登山者に会わなかった。