- 小田急線が遅れたため予定の9時40分発のバスには間に合わなかった。次のバスまでは時間が有るので駅前の喫茶店でモーニングを食べながら待った。
- バスの他の乗客は5人だった。終点の寄(やどろぎ)のポストに登山届けを入れて歩き始めた。急な農道の登りだった。猪よけの柵の扉を開閉して通ると山道になった。杉と桧の植林帯だった。
- 山道が緩い勾配になってくると、右下から上がってきた林道と合流した。合流点のすぐ先が林道終点だった。一休みした。松田町森林組合の軽自動車が停まっていた。林道終点のすぐ先が水場でホースから水が出ていた。
- 植林帯の登りだった。植林の下に時々黄葉した広葉樹が有った。途中の送電線の下あたりは木が刈られていた。山頂までの途中で60歳くらいの男性単独行とすれ違った。
- 坂が緩くなり、アセビの木がたくさん見えてくると山頂に着いた。ベンチと小さな社、山名の由来を記載した碑が有った。「古来、震旦郷と書く」と説明されていた。アセビの潅木に囲まれた山頂からは、周囲の山々と秦野付近の平地が見えた。ベンチに座って昼食休憩にした。
- 山頂での昼食にすっかり満足してから下り始めた。山頂直下の下りには男坂と女坂が有った。緩い女坂の方を下った。分岐を左に曲がりしばらく進むと新しい林道に出た。送電鉄塔のところで林道と分かれて尾根上の山道に再び入った。途中のピークへの登り付近から黄葉がきれいになってきた。
- 宮地山山頂へは右から回り込んで着いた。山頂の3/4は植林で残りの1/4が落葉広葉樹だった。黄葉がきれいだった。
- 宮地山からの下り始めも黄葉がきれいだった。7-8分歩くと植林帯になった。やがて登山口の林道に出た。作業者が5人ほど作業をしていた。結局、この日、山中で会った登山者は一人だけだった。
- 柿の実を見ながら集落の中の車道を下ってバス停に向かった。バス停の待合所には60歳位の女性の先客二人がバスを待っていた。