- バスを下車した時は小雨が降っていた。ザックカバーをつけて歩き始めた。このあたりは雪が多いのか民家の屋根の勾配はいくらか急な造りになっている感じがした。ハーモニーパークからは舗装路を離れ近道の沢沿いの荒れた林道を登った。再び舗装路に出たところで登山口に着いた。トイレで雨宿りしながら小休止した。
- 山道は最初は沢沿いに付けられていた。黄葉がきれいだったものの、手前の植林が少し目ざわりだった。ナメになっている雌滝の上で、丸木を束ねた橋を右岸から左岸へ渡った。すぐ上が雄滝だった。付近は紅葉の見ごろだった。
- 雄滝の上で植林はなくなった。しばらく沢沿いに黄葉を楽しみながら登った。やがて沢を離れて左手の尾根に取り付いた。植林帯の急坂だった。急坂の途中で岩座神からの道が合流した。雨はいつの間にかやんでいた。
- 右側に植林が続く尾根を登って行くと、やがて笹原の急登になった。新しく作られた迂回路が有った。一登りで山頂に着いた。
- 山頂は最初は霧で展望が得られなかった。風が少し強かった。やがて明るくなり薄日が差してきた。西側の展望が少し得られた。
- 下山は北東側に市原峠に向かった。最初は笹原の急な下りだった。木の階段が付けられていた。急坂が終わると松や広葉樹の雑木林になった。黄葉がきれいだった。数か所展望台があった。温度計が取りつけられ6℃を示していた。
- 市原峠には林道が通っていた。林道を下ると遠回りなので赤テープに導かれ山道に入った。すぐに植林帯になった。途中でいったん林道を少し歩くところが有った。
- 山道を下って行くと林道に出た。集落まで下ると小雨が降って来た。バス停の屋根の下で雨宿りしながらバスを待った。
- この日、山中では誰にも会わなかった。