- 夜間のドライブで林道入口を間違えたこともあり、登山口に着くのが予定よりだいぶ遅れてしまった。登山口には数台の車が停めてあり、上のあづまや横にテントが張られていた。
- 翌朝は、薄暗いうちに出発した。明るくなるにつれ、木々の紅葉がきれいになってきた。幽玄ノ滝を過ぎると正面に岩壁が見えた。朝日があたり紅葉がきれいだった。岩壁の上部は、霧がかかっていた。
- 夜叉ガ池に着く頃には霧も晴れてきた。池のほとりにはまだ誰も人はいなかった。池の南半分だけ木道が敷かれていた。木道から見た対岸の紅葉はきれいだった。ちょうど見頃だった。
- 池からいったん三周ガ岳とは反対側の1206m峰に行ってみた。登山道は笹がかぶり気味だったが踏み跡はしっかりしていた。木々の黄葉がきれいだった。樹林に囲まれた1206m峰には「夜叉姫ヶ岳」と書かれた小さな標識が有った。木々の間から三国岳が見えた。
- 池まで戻ると、人も30人ほどに増えていた。三脚を使って写真を撮っている人がいた。「去年も来たが、今年の方が見頃できれいだ」と言っていた。次々と登ってくる登山者が見えた。
- 池を通り過ぎ、反対側の三周ガ岳へと向かった。笹原を進むところが多く、眺めの良い稜線歩きで気持ちが良かった。ところどころ樹林帯に入り黄葉がきれいだった。特に三周ガ岳手前鞍部は黄色とオレンジの絵の具をキャンバスにぶちまけたような美しさだった。ぬかるみが多くて、靴は泥だらけになった。
- 狭い山頂は低い灌木におおわれていた。。座ると灌木より視線が低くなって展望が得られなかった。16人もの登山者がいて落ち着かない雰囲気だった。
- 池に戻ると、いっそう登山者が増えていた。池からの下りでは前がつかえるほどだった。登山口でも駐車場のだいぶ下まで車がはみ出していた。