- 福江駅は海のすぐそばだった。一度、海を眺めてから登り始めた。回りはビニールハウスの多い畑だった。
- 水のあまり入っていない溜池を右に見た先に分岐が有った。まっすぐ行きそうになったが、赤テープがあったのでガイドブックで確認し、右手の荒れた林道跡の道に入った。やがて沢沿いの山道になった。踏み跡程度で、ところどころに赤テープが有った。
- 沢をつめていくと植林になった。主尾根に着いたところには、反対側から来たしっかしりた登山道が有った。左へ植林帯の主尾根を登って行った。
- 植林帯はすぐに終わり、照葉樹林帯の登りになった。擬似木の階段だった。登りつめると牝鋤尖山に着いた。ベンチが有り、日本海が見えた。
- いったん下って再び急な階段を登って行った。牡鋤尖山に着いた。ここにもベンチが有り、日本海と瀬戸内海が見えた。
- 小さなピークを二つ越え、アオキの多い森を登って行くと視界が開け、竜王山山頂に着いた。360度の展望だった。ベンチが何台か有った。快晴で遠く九州の由布岳もうっすらと見えた。景色を見ながら早めの昼食を取った。この日は誰にも会わないと思っていたら、休んでいる間に3人組が登ってきた。
- 下山は山頂からまっすぐ奥へ進んだ。すぐに稜線をまっすぐ進む道と分かれて左下へ下る道に入った。アオキなどの照葉樹林帯で方角が分かりにくかったのでコンパスで確認した。
- 植林帯になり、やがて竜王神社上宮の鳥居のところに出た。鳥居からは照葉樹林帯を下った。列車の時間を気にして2分間に標高35~40m下るペースで急ぎ足で下った。ところどころの岩の道になったところは少し歩きにくかった。
- 登山口に出て県道を渡ると果樹畑の下りになった。下草を刈っている人にあいさつされた。少し余裕が出たので、ゆっくり歩いた。吉見駅では待ち時間が少し有ったので着替えてから列車に乗り込んだ。