- 夜の間に降った雨は、朝にはやんでいた。紀ノ川の手前の土手から朝もやに霞む竜門山が見えた。
- みかん畑や紅葉した葉っぱだけ残った柿の木畑の間を登って一本松に向かった。
- 一本松からは山道になった。アカマツなどの雑木林を登っていった。霧が出てきた頃にちょうど桧の植林帯に入った。薄暗くてうっそうとしていた。
- 田代峠からはアカマツの林の登りだった。南側の斜面はテープで入らないよう囲われていた。シーズンには松茸が取れるのだろう。アカマツの林を登っていくと、3mくらい先の目の高さの枝から樹液のようなものが垂れてきた。よく見るとフクロウがいた。どうやら糞を落としたらしかった。ばたばたと少しゆっくりした動作で飛び去っていった。
- 山頂は草の生えたちょっとした広場になっていた。北側に紀ノ川をはさんで葛城山が見えた。
- 下り途中、1-2分寄り道して明神岩に行ってみた。クライミングの支点が岩に打ち付けられていた。岩の上から紀ノ川のながめが良かった。
- 一本松には登山者のものと思われる車が3台停まっていた。ちょうど出発する二人組に一周何時間かかるか聞かれた。
- 一本松からは、行きよりも日が差して、いっそうおいしそうに見えるみかん畑の間を駅に向かった。