- 善峯寺(よしみねでら)でバスを下車したのは他に60代と20代の女性だけだった。二人ともお寺の参道を登っていった。興味を引かれたが、まずはポンポン山に登ることにした。
- 天気は晴れだった。車道を2-3分登ると分岐に着いた。左は釈迦岳経由の山道、右は車道を更に登り東海自然歩道経由で山頂に至る道だった。釈迦岳経由の道を登ることにし、木の橋で沢を渡って山道に入った。
- 山腹を横切る道を数分登ると左へ展望所への道が分岐していた。行ってみるとすぐに善峯寺を谷の反対側に望む展望所に出た。なるほど、大きなお寺だった。
- 分岐に戻り、斜面を横切る道を進んだ。5分ほどで左に柳谷観音への道を分けた。左下がりの斜面を登り終わると、尾根の道になったり、谷の道になったり変化の多い道になった。植林と照葉樹の混ざる森だった。
- 奥海印寺分岐は正面が伐採され南側の展望が開けていた。ベンチが有った。小休止した。少し雲が広がり始めていた。
- 水無瀬川からの道と会わせると雑木林になった。やがて釈迦岳山頂に着いた。樹林に囲まれていた。ベンチとテーブルがあった。ここで初めて登山者4人と会った。
- 釈迦岳から杉谷分岐までの間、紅葉の名残で茶色の葉を付けた木が少し残っていた。写真を撮ろうと思ったが逆光で日の光が邪魔になり、あきらめた。
- 最後の照葉樹林帯を登るとポンポン山山頂に着いた。登山者が約15人いた。土の山頂で、少しぬかるんでいるところも有った。北から東にかけての展望が良く、京都の町並みの向こうに、日が当たって白くきれいな比良の山が見えた。
- 帰りは東海自然歩道経由の道を下ることにし、杉谷分岐まで戻ってから左に曲がった。急な下り階段だった。手すりも有った。急坂が終わると谷沿いの道になった。杉谷からは舗装の細い車道の下りだった。車は通らなかった。
- 善峯寺からのバスは1時間おきだった。次のバスまで50分あるのでお寺に行ってみることにした。ジグザグで急坂の参道を5分ほど登ると山門に着いた。参観料500円と書かれていた。迷ううちに,ぽつりぽつりと雨が降ってきた。雨の中、参観でもないだろうと引き返すことにした。本降りになったのはバスが発車して5分ほどしてからだった。