- 今回は5人だった。初日は良い天気だった。鳩待峠から歩き始めた。ブナ林の下りにはベンチが数ヶ所有った。座って休んでいる人が多かった。途中で至仏山が木の間に見えた。平坦になるとミズバショウの群落だった。すっかり葉が大きくなっていた。付近ではウグイスが盛んに鳴いていた。
- 山ノ鼻まで来ると、暑い日差しに日影のベンチは全て占領されていた。隅の方にかろうじて木陰を見つけて昼食休憩にした。
- 尾瀬ヶ原ではレンゲツツジ、ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、アヤメを楽しみながら歩いた。ワタスゲも白くなり始めていた。行く手には燧ヶ岳、振り返ると至仏山がきれいだった。風が少し有り逆さ燧の池溏にはさざ波が立っていた。牛首分岐のベンチでは30人くらいが休んでいた。
- 水の吸い込み口と湧き出し口が有る竜宮現象周辺は鹿ネットで囲まれていた。レンゲツツジがたくさん咲いていた。竜宮から見晴の間では一頭の鹿が湿原を走っていくのが見えた。
- 見晴では、すでに多くのテントが張られ日影の心地よさそうな場所は埋まっていた。隅の方で初心者にテントの設営方法を教えながらテントを張った。休憩所のベンチに座り、冷えたビールで乾杯し、ポテトサラダとミニトマトを食べながらゆっくり過した。テントは最後は約100張りになった。
- 二日目も良い天気だった。燧ヶ岳の麓を尾瀬沼に向かった。ブナ林からやがてシラビソなどの針葉樹の森になった。メボソムシクイやコマドリが盛んに鳴いていた。下りになるとミズバショウが咲いていた。白砂田代にはデッキが有った。座ってゆっくりと休んだ。周囲にはチングルマやタテヤマリンドウが咲いていた。
- ムラサキヤシオを見ながら少し進むと尾瀬沼に出た。沼には水鳥がいた。雲行きがあやしくなり小雨が降ってきた。蛙の声を聞きながら沼の北側を歩いた。ミズバショウがあちこちに咲いていた。やがて雨脚が強くなって来た。レインウェアを着た。
- 大江湿原に着く頃には雨はやんでいた。湿原にはリュウキンカやミツバオウレンが咲いていた。長蔵小屋まで進み売店で「栃の実大福」を購入し、テラスで沼と燧ヶ岳を見ながら昼食休憩にした。涼しい風とカッコーの鳴き声が爽やかだった。
- 大江湿原を沼山峠に向った。白いワタスゲがきれいだった。ニッコウキスゲは硬いつぼみだった。ダケカンバの森に入って少し登ると沼山峠に着いた。最後はムシカリの白い花を見ながら下ると沼山峠のバス停に着いた。汗で濡れた服を着替えバスに乗り込んだ。