- 広沢寺温泉行きのバスは混んでいて5-6人が立っていた。終点で下車して林道を歩き始めた。曇りだった。付近には少し桜が咲いていた。山神隧道までの登り途中で空のタクシー3台とすれ違った。暑くなったので山神隧道からはシャツ1枚になった。
- 不動尻の手前で少しミツマタが咲いていた。更に不動尻まで登るとミツマタがちょうど見頃を迎えていて、ハイカーが20人ほど散策していた。沢の横では数人が三脚を立てて写真を撮っていて、どうやら写真教室が開かれている様子だった。少し雨がぱらついた。寒くなったので上着を着た。
- 標高650mまでは少し急な登りだった。少し汗をかいた。再びシャツ1枚になった。唐沢峠が近づくと斜面を横切る道になった。斜面が終わると唐沢峠だった。ベンチに座り昼食休憩にした。風が少し強かった。登ってきた方向と反対側には大山山頂が見えた。大山の谷筋には雪が残っていた。
- 唐沢峠からの登りでは少し薄日が差してきた。両側に鎖の付いた狭い尾根を通ると、たおやかな稜線になった。眺めが良かった。左手に関東平野と相模湾を、右手に大山を見ながら楽しく歩いた。
- 989m標高点は平らで広かった。眺めが良かった。土台だけ残る建物跡が有った。電線が下から登ってきて上へ伸びていた。
- 最後に少し雪の残る急坂を登ると日向薬師からの道と合流した。ここから山頂まで30分の行程だった。風が強くなり空にはいつの間にか黒い雲が広がっていた。今にも雨が降りそうだった。休んでいる間に山頂から元気の良い5-6人の子供達が来て日向薬師へと下山して行った。天候を考え今回は山頂へ行くのは取りやめて日向薬師に下山することにした。
- 階段の下りだった。滑らないよう注意しながら下った。階段を下って行くと先ほどの子供達が休んでいた。更に見晴台まで下ると、子供達を迎えに来たらしい男性に「子供達に会わなかったですか」と聞かれた。「5分後に着くと思いますよ」と教えてあげた。見晴台で休んでいる間に子供達も無事下りてきた。
- 見晴台からの下り始めでミツマタを見ながら進んでいると、ついに雨が降り出した。風も強かった。雨脚がひどくならないうちにレインウェアを着る事にした。
- 幸い雨は、それ以上強い降りにならず、無事日向薬師のバス停に着いた。レインウェアを脱ぎ靴に付いた泥を落としてから帰りのバスに乗り込んだ。