- 武蔵嵐山からのバスは終点の「せせらぎバスセンター」で乗り換えると通し料金で割引になった。バスを乗り換え椚平(くぬぎだいら)入口で下車した。昔の番所跡のような大木戸が有った。
- 登山口まで舗装の車道を歩いた。少し路面が氷っているところが有った。登山口で木の橋を渡ると山道になった。斜面を横切って登る道だった。最初の登りではロウバイが少し咲いていた。
- 桧植林の道を登っていくと、「越せん岩見晴台」と書かれた標識が有った。左手の岩場が見晴台で、谷の反対側に椚平の集落が見えた。見晴台の2-3分先が峠だった。倒れた標識に「猿岩峠」と記載されていた。
- 峠からは尾根道を登って行った。杉植林だった。時々左手が開け、堂平山方面の山々が見えた。
- 最後の急登が終わると山頂に着いた。杉植林帯だった。北西側の展望が開けて、少し日なたが有った。シートを敷いて山頂での新年会を始めた。ロゼワインで乾杯した後、丹波の黒豆、ホットサンド、貝柱入りクラムチャウダー、海苔巻きをおいしくいただいた。
- 新年会を終え、山頂の東寄りに進むと大築山の城跡の案内板が有った。少し下り、桜などの落葉樹の混ざる道を登り返すと小築山に着いた。落ち葉が敷き詰められた静かなところだった。
- 小築山で右折して下ると杉の植林帯になった。杉の小枝が登山道にたくさん落ちていて、あまり歩かれていない様子だった。しばらく下ると、小築山山頂を巻いてきた道と合流して、しっかりした道になった。
- 登山道を緩く下って行くと麦原集落の登山口に出た。ベンチが有ったので座って一休みした。この日は山中では誰にも会わなかった。
- 麦原集落からの下りではミカンが生っていた。ロウバイも少し咲いていた。途中に住吉神社が有り、お参りした。更に下って行くと民家の庭先にユズが生っていた。つなぎの服を着た細身の40歳位の男性が高枝切り鋏みを使ってユズを採っていた。「ユズですか」と声をかけると、「農薬をやっていないし、剪定もしていないので不揃いだけれど、いっぱい有るから上げるよ」と言われた。ありがたく、みんなで合計10個以上いただいた。
- 最後は「あじさい街道」と名の付いた道を歩き、「杉原入口」バス停に着いた。周囲は梅畑だった。シーズンにはさぞかし花がきれいだろうと思いながらバスを待った。しばらくしてやって来た越生駅行きのバスは40人程の乗客で混雑していた。