- 運転手に「この前の台風で橋も流されているので注意するよう」言われながら大滝橋でバスを降りた。林道入口には車が8台駐車してあった。
- 車が2台停めて有ったところで林道が右へカーブしていた。ここで堰堤上の川原に下りた。
- 渓流タビを履いて水流の中を歩き始めた。すぐ先には家族連れ4人組も登っていた。最初はナメが続いた。小さなナメ滝も有った。やがて10mの堰堤が現れた。右に登山道まで登って越えた。堰堤先には川原に下りる道が有った。川原に下りたところで一休みした。
- 次の15mスラブ滝は大きく右を登山道まで出て巻いた。合わせて次のナメ滝と堰堤もそのまま登山道を通って巻いてしまった。再び川原に下りてしばらく水流の中を進むと、登山道が2回横断していた。下流側の橋は流されていて徒渉点になっていた。2つの横断箇所の間では登山者が数人休んでいた。
- 5m堰堤が二つ有り、いずれも右から巻いた。どちらもロープが付いていた。二つ目の堰堤を越えたところが二俣で、本流は左、右がマスキ嵐沢だった。一休みした。休んでいる間に沢歩き姿の若い男女が登山道から下りてきて一休みしていた。
- 本流の方を歩いて行った。5m堰堤が有り、右から巻いた。しっかりしたロープが付いていた。しばらく進むと左手から奥に滝の見える横ハコネ沢が合流した。更にしばらく歩いたナメのところで一休みした。
- ナメから一登りし、高さ3mほどの斜面になった岩を登ると地獄棚に着いた。高さ50mの滝で迫力があった。本流は右手に曲がっていて、こちらの方にも4mほどのナメ滝がかかっていた。登った場合は下りで少し苦しみそうなので、今日はここで引き返すことにした。
- 一休みしたナメのところまで戻ると左岸の木に赤テープが巻き付けられていた。登山靴に履き替え、テープ横から尾根を登り始めた。
- 尾根は下部は土が柔らかだった。木に捕まりながら登っていった。明瞭な尾根になってようやく足元が硬くなり歩きやすくなった。少し下りになって、左手から沢が近づいて来たところで登山道に出た。登山道を50mほど登った川原で一休みした。時々登山者が登山道を通って行った。手を振って挨拶した。
- ツクツクボウシが鳴く登山道を下っていった。鎖場を下ると行きで通った沢に出た。橋が流されている徒渉点では靴を脱いで渡った。後は登ってきた沢を振り返りながら大滝橋まで下った。林道入口には朝方会った4人組家族連れが車の前で着替えをしていた。軽く挨拶した。