- 朝の八高線は、線路に前日の雪がうっすらと残っていた。朝方の曇り空は、飯能からのバスに乗っているうちに回復してきて青空が見えてきた。名郷のバス停を下りると、前の方に雪化粧をした大持山が見えた。
- 妻坂峠からはトレースがなくなり、時々、膝までのラッセルになった。標高1070m付近のピークにはイノシシと思われる足跡があった。武川岳が見えた。
- 膝までのラッセルが続いたため疲れてしまい、頂上まで一気に行くのはあきらめて、標高1210m付近で昼食の休憩をとることにした。武甲山が良く見えた。積雪は50cm位有った。
- 大持山山頂は南西側の木が切ってあり、奥多摩方面が見えた。予定より25分遅れだった。雪が深くて遅れることが予想されたので、早々に出発した。
- 小持山へ向かうとすぐに小さなピークがあり、振り返ると大持山が見えた。このあたりは、歩くたびごとに雪がばさばさと落ちてきて、服がかなり濡れた。遅ればせながらザックカバーを取り付けた。
- 小持山からは両神山が見えた。小持山から少し下ると武甲山へ行く道との分岐になった。武甲山への道は、かすかにだいぶ前に人が通った跡が有ったが、予定の浦山川へ下りる道には全く跡が無かった。
- 武甲山へ行く道と分かれてからタワ尾根分岐までは、忠実に尾根を下った。ところどころ膝までのラッセルになった。途中一ヶ所尾根が広くなったところで方角が分からなくなり、磁石をたよりに下った。
- タワ尾根分岐からは、南側の斜面になり、雪も2-3cmで歩きやすくなった。武士平手前の分岐で、ようやく時間的にも余裕ができて、ほっとすることができた。木から落ちてくる雪を気にしながらポットのお湯を飲んで休んだ。