- バス終点の上祝子から登山口までは民宿の車に便乗した。登山届けを確認に行くとの事だった。
- 雨の中、登山道を登り始めた。大崩山荘に着く頃に雨はやんだ。湧塚分岐まで進みテントを張った。下の河原からは正面に湧塚の岩尾根が見えた。夕方、遅れて来る友人を登山口まで迎えに行った。
- 翌日は、曇りだった。鹿納山まで行ってみることにした。三里河原への途中に、右手から流れ落ちる「なめ滝」があった。展望が開け、ながめが良かった。
- 三里河原に出るとすぐに徒渉があった。靴を脱いで渡った。モチダ谷の出合まで合計3回の徒渉があった。新緑がきれいだった。ミソサザイなどの鳥のさえずりが多かった。
- こけむした河原を歩いたり、笹藪をかき分けたりして行くと、権七小屋谷出合に着いた。権七小屋谷をしばらく登ると谷が広くなり、道が分からなくなった。45分くらい捜したが、結局あきらめて引き返すことにした。
- 帰りは谷間にも日の光が差し、苔の緑がいっそうあざやかだった。三里河原を過ぎると、天気が悪くなりだし、最後の1時間はレインウェアを着けて歩いた。
- 翌朝、霧雨の中を出発した。最初の丸木橋はすべりやすく慎重に渡った。袖ダキで本降りになった。下湧塚と中湧塚を迂回し、上湧塚に着いた。アケボノツツジが咲いていた。雨がやみ、少し青空がのぞいた。
- 上湧塚からは傾斜が緩くなった。笹とアケボノツツジの尾根を登って行った。雨上がりで登山道はぬかるんでいた。石塚ではガスで展望は得られなかった。更に5分ほど進むと山頂に着いた。灌木に囲まれていた。明るくなり、青空も少し見られたが、展望は得られなかった。
- 分岐まで戻り、モチダ谷を下り始めた。アケボノツツジがきれいだった。苔でおおわれた石の上を歩いて行くと、やがて水流が現れた。赤テープを確認しながら、水流の横を右左に下っていった。滝もところどころにあった。途中の雨宿りも出来そうな大岩付近では道が分からなくなり、15分くらい道を捜した。
- 三里河原への出合手前で右岸の笹藪を下って行くと、台地状のところにテント数張りのスペースがあった。更にわずかの下りで三里河原のモチダ谷出合のやや下流に飛び出した。
- バスの時間に余裕がなかったので徒渉三回はいずれも靴をはいたまま渡った。湧塚分岐で手早くテントを回収した。バス停を目指し、やや急ぎ足で下った。靴の中がぬれていたせいもあり靴ずれが出来た。
- バスで延岡に出て、駅前でビールを買い祝杯を上げた。夜行の切符を入手し、寝台でぐっすり寝た。