- 前日、登山口まで行き、車の中で寝た。登山口には他に車が2台いた。
- 翌朝は他の車の人に先がけて出発した。まず橋を渡り、少し登ると登山者の人数を数えるセンサーが有った。すぐ先に登山ポストが有った。ポストの中には大平山のパンフレットが有った。ノートに届けを記入して出発した。
- 谷間の道だった。草が茂り見通しが効かず、熊を心配して声を出しながら登った。草は朝露で濡れていた。
- 尾根に出たところからはブナ林の登りになった。ブナの大木には古い落書きがあり、昭和44年と47年と書かれて痛々しかった。おおむね尾根のやや左側を登っていった。
- やがてダケカンバの茂ったところから尾根を乗り越え、右側の草原に出た。イブキトラノオなどの花が多く足も止まりがちになった。足元には平たい貝殻のマイマイが多くいた。注意していないと踏みそうになった。
- 810m峰は見晴らしが良かった。山頂方面が逆光の中に見えた。いったん下った後、岩場の多い登りになった。ロープも有った。岩場の途中で振り返ると、810m峰に後続の人たちが見えた。
- 岩場が終わると笹のヤブになった。1109mのピークはヤブの中を巻いてしまった。小さなコブを越えた後、ヤブを少し登ると最後の登りになった。シナノキンバイのお花畑になっていた。
- 気温が上がったせいか、山頂からは回りの山々が霞んで見えた。山頂直下の踏み跡を奥へ10mほど進んだら3株オオヒラウスユキソウが咲いていた。
- 登山口まで往路を下山した。お花畑は暑かったが、ブナ林になると涼しく、歩きやすかった。
- 帰りの車は、洞爺湖の南側の虻田付近でサミットの検問に合い、トランクの中もチェックされた。千歳市内は警戒の警官が多く、長時間運転の眠気も覚めた。