- 大江駅からタクシーに乗ろうと思ってタクシー会社に電話したら「福知山から行くので30分かかる」と言われてしまった。どうしようかと迷っていたら地元のおばさんが「大江山だったらバスがあるよ」と教えてくれた。バスは10人乗りくらいの小型のもので、他の乗客はいなかった。運転手に観光案内をしてもらいながら終点の「大江山の家」まで乗った。
- 「大江山の家」バス停で帰りのバス時刻をメモしてから出発した。予定では最初に鍋塚と鳩ヶ峰の鞍部に登るつもりだったが、分岐で地形図を見て考え直し、鬼嶽稲荷神社へ先に行くことにした。車道は途中で除雪が終わり、雪が10cmくらい積もっていた。スパッツを付けた。なるべく雪の無い道の端の方を歩いた。登山道の始まる鬼嶽稲荷神社付近は一面の雪で20cm位積もっていた。
- 雪の上を千丈ヶ嶽へと登った。昨日までの足跡がたくさん有った。815m峰を過ぎたところから、この朝往復したと思われる単独行の新しい足跡が有った。
- 千丈ヶ嶽山頂は、南から西にかけての展望が良かった。雪が融けていて芝生状の草地が見えていた。ベンチに座って休んだ。薄日が差していた。
- 千丈ヶ岳からの下りは20-30cmの積雪が有った。鞍部近くなると雪は無くなった。鳩ヶ峰への登りには雪は無かった。鳩ヶ峰も展望が良かった。風が強いので草の陰に座って昼食を食べた。
- 鳩ヶ峰からの下りにも雪が20-30cm積もっていた。鞍部には休憩所が有ったので中には入って休んだ。隣のバイオトイレは冬季で閉鎖されていた。
- 鍋塚への登りにも少し雪が有った。鍋塚山頂からは海が見えた。いつの間にか、太陽はすっかり暗い雲に覆われてしまった。風が強かった。鍋塚から下り始めると、すぐに雨が降ってきた。レインウェアを着た。鳩ヶ峰との鞍部からは車道を大江山の家まで下った。途中、車道は途中1箇所だけ雪でおおわれていて、下から登ってきた車がUターンした跡が残っていた。
- 大江山の家ではバスまで1時間以上有ったので「日本の鬼の交流博物館」を見学した。帰りのバスは他の乗客が4人いた。天気予報が悪かったせいか、結局、この日は山中では他の登山者には会わなかった。