- 今回は8人のパーティだった。初日は室堂から歩いた。快晴だった。室堂から雷鳥沢キャンプ場にかけてはチングルマの紅葉がきれいだった。雷鳥沢キャンプ場には30-40張りのテントが有った。
- 木橋を渡ると急登になった。立山連峰を横に見ながら登った。所々に真っ白なシラタマノキの実が有った。次々と登山者が下山して来た。上部ではジグザグの道になっていた。
- 剱御前小舎からは剱岳がきれいに見えた。時間が有ったので小舎に荷物を置き、近くの2792mピークまで行ってみた。「剱御前山」との標識が有った。剱岳がいっそう大きく見え、遠くの白馬岳や槍ヶ岳も見えた。
- 二日目は高曇りだった。風が少し強かった。展望を楽しみながら出発した。新室堂乗越への下りでは雷鳥がいた。
- 新室堂乗越を過ぎると剱岳が見えて来た。剱岳を横に見ながら稜線を歩いた。チングルマの紅葉があちこちできれいだった。奥大日岳山頂手前の鞍部を過ぎると小池が有った。池に映る奥大日岳と青空がきれいだった。
- 奥大日岳山頂は、縦走路をわずかに右へ入ったところに有った。間違えてまっすぐ行きそうになった。奥大日岳山頂では剱岳を見ながら昼食を食べた。
- 奥大日岳からの下りはじめは急だった。鎖や梯子が有った。周囲は黄葉がきれいだった。次第に雲行きが怪しくなり霧も出てきた。七福園付近では、すっかり霧に覆われてしまった。大日小屋の手前には雷鳥がいた。
- 大日小屋に荷物を置いて大日岳に向った。大日岳も霧に覆われていた。大日岳からの帰りで再び雷鳥を見た。小屋では夕食後にギター演奏会が有った。
- 最終日、早朝の雨は出発時は霧になっていた。最初は岩の多い急坂の下りだった。途中の水場は数ヶ所で流水が登山道を横切っていた。勾配が緩くなると霧が晴れてきて大日平の草原に着いた。草紅葉がきれいだった。木道は濡れていて滑りやすかった。
- 両側から谷が迫った来ると牛首に着いた。再び急な下りになった。岩にはステップが切られていた。稜線を左に離れると梯子の有る急な下りになった。谷の向こうにはハンノキ滝が見えた。
- 急坂が終わり、車道を上流へ向うと称名滝だった。しぶきを浴びて水量豊かな滝を眺めた。
- 最後はバスと電車で富山駅まで出て打ち上げをした。紅葉を十分楽しんだ三日間だった。