- 笹子駅では数人の登山者が下車した。他の人たちは別の山に向かっていった。新中橋の登山口までの国道歩きは日影で寒かった。
- 登山口から笹子雁ヶ腹摺山への直登コースを登り始めた。植林帯だった。すぐに標識の無い分岐が有った。よく歩かれていそうな右側に進んだ。やがて道標が出てきて正しい道と分かった。標高850mの送電鉄塔を過ぎると左側がアカマツ林になった。
- 登るにつれて日が差してきて少し暖かくなった。1188m地点の手前で木の間に富士山が見えてきた。1188m地点からは木の間に南アルプスが見えた。更に登って行くと犬を連れた60歳くらいの夫婦とすれ違った。
- 標高1300m付近で雑木林になった。やがて笹子雁ヶ腹摺山山頂手前の電波反射板に着いた。快晴で富士山が良く見えた。
- 山頂にはベンチが有った。少し風が有って寒かった。笹子峠側に少し進むと南アルプスがきれいに見えた。山頂出発時に20歳代の単独行者に追いつかれた。
- 次の米沢山との鞍部の手前に「見晴し台」の標識が有った。標識に導かれて左手に20mほど進むと見晴し台に着いた。富士山と笹子雁ヶ腹摺山が良く見えた。
- 米沢山への登りには鎖場が有った。細い鎖で使うほどのこともなく簡単に登ることができた。急坂途中で40歳位の単独行に抜かされた。米沢山山頂は樹林に囲まれていた。
- 次の1412mピークへは少し急な登りが続いた。1412mピークはなだらかで風が少なく静かだった。木の間に富士山が見えた。
- お坊山に着いた時は、米沢山手前で抜かしていった男性が入れ違いに出発していくところだった。南アルプスが聖岳まで見えた。少し風が有ったので風下の東側に少し下がったところで風を避けながら一休みした。お坊山出発時、別の40歳位の男性に追いつかれた。
- お坊山東峰への道を分けると下りになった。日影になり寒かった。落ち葉で道が埋もれて少し分かりにくかった。うっすらと雪が残っていた。大鹿峠まで下ると、ようやく日なたに出た。一休みした。
- 大鹿峠からは急坂を少し登り送電鉄塔のすぐ下の分岐を左に曲がり景徳院への道に入った。送電線の巡視路にも使われている道でプラスチックの階段が整備されていた。
- 落ち葉の多い道だった。途中で落ち葉に惑わされて左下に下る道を見落としてしまい、尾根をそのまま進んでしまった。間違いに気付き、元に戻って正しい道を見つける事ができた。5分ほどのロスだった。
- 最後は氷川神社の横を通り、民家の間から車道に出た。景徳院の下を通り景徳院入口のバス停に着いた。バスまで少し時間が有ったのでトイレに寄っただけで駅まで歩くことにした。甲斐大和駅ではタイミング良く来た予定より一本早い電車に乗ることができた。
- この日、山中で会った登山者は5人だった。