- 長岡駅に集合し、車に分乗して登山口に向かった。今回の参加者は10人だった。登山口には40台ほどの車が駐車してあった。
- 最初は沢沿いの登りだった。道脇にはエゾエンゴサク、ショウジョウバカマ、オオバキスミレが咲いていた。横を見上げるとヤマザクラも咲いていた。沢を渡るところでは橋の下にネコノメソウが咲いていた。
- 烏滝付近には水田跡らしい地形が有り、ミズバショウがたくさん咲いていた。滝と花を見ながら一休みした。
- 沢を離れ斜面を横切って登る道になった。足元にはキクザキイチゲが咲いていた。しばらくすると太いカエデの木が有った。「大モミジ」との標識が有った。あたり一面にカタクリが咲いていた。
- 標高500m付近から残雪が増えだした。予想より残雪は多かった。少し雪の残る道を登っていくと斜面の広い雪田に着いた。雪田の手前にはツバキが咲いていた。ステップを切りながら雪田を登った。上部が少し急になっていた。雪田が終わると尾根の登りになった。足元にはカタクリがたくさん咲いていた。木にはアブラチャンも咲いていた。右手は荒々しい崖になっていた。
- 稜線に出た所が花立峠だった。少し広場になっていて一休みにちょうど良かった。居合わせた年配の男性が佐渡が見えると教えてくれた。
- 花立峠からはブナの尾根道になった。名前の通り鋸の歯のように登り下りが多かった。右側には雪庇の残りの雪が多かった。左側の急斜面にはユキワリソウが咲いていた。
- 山頂の手前で小柄な女性二人組に追いつかれた。地元の人達で年に一度ほど鋸山に登っているとの事だった。我々が遠くから来たことを知ると驚いていた。花が多くて良い山だと褒めると「他にも良い山が有りますからまた来てくださいね」と言われた。
- 山頂には4-5人の登山者がいた。一等三角点と展望板が有った。真っ白な守門岳が見えた。白ワインで乾杯し、メンバーの作った手作りさつま揚げや手料理に舌鼓を打った。
- 帰りは往路を下った。雪田は注意しながら斜めに緩いところを下った。
- 登山口の車は約20台に減っていた。この日は30人ほどの登山者と出会った。長岡駅に戻りコーヒーを飲んで解散した。一日を花の山で楽しむ事ができた。