- 西沢渓谷入口の駐車場に車を置いて歩き出したときは霧雨が降っていた。沓切沢橋先の林道終点で沢靴を履き準備をしてから山道に入った。数分進むと右下に向かう踏み跡があり「ナメラ沢」と書かれた標識が有った。斜面を下り沢に出た。100mほど下り合流点に出た。標高は約1350mだった。左手から流れ込むナメラ沢に入った。
- しばらく登ると正面に5mの滝が現れた。右側の壁になったところに取り付き、途中のバンドを左側に進んでから滝の上に這い上がった。
- 中ノ沢分岐を過ぎ釜のある3mの滝を過ぎるとすぐに10x20m滝が現れた。右岸の岩場から登った。この後は美しいナメがしばらく続いた。霧雨はやみ、日の光が差してきた。
- 水流が大きく二手に分かれた10m滝を右手から登り、次々現れるナメを登っていった。1680m地点の奥の二股を左手に入り、水量の少なくなった沢を詰めていった。水流が無くなる手前の1920m地点で水を汲んだ。1950m地点で水が無くなったので登山靴に交換した。
- 靴交換後すぐに右手の笹の中にあるけもの道に沿ってに斜面を登り始めた。登山靴に履き替えたのでかかとがしっかりして歩きやすくなった。シラビソの森だった。鹿の糞が時々落ちていた。やがて足元は苔の絨毯で覆わた斜面になった。標高2200m付近は岩が多く木もやや密生していて歩きにくかった。
- 稜線直下まで登ると木がなくなりガラガラの岩の登りになった。ぐらぐらして不安定な岩が多かった。岩が終わるとすぐに稜線の登山道に出た。あたりは霧で覆われていた。
- 稜線の登山道を左へ進んだ。霧で展望の無い西破風山を通り、避難小屋へ下った。単独行とすれ違った。
- 予定では避難小屋泊まりだったが、時間が早かったので下山することにした。避難小屋で一休み後、踏み跡と赤テープを伝って鶏冠山林道東線の終点に出た。後は長い林道り西沢渓谷に戻った。