- 駅から歩いて10分ほどで登山口に着いた。登りはじめの北斜面にはカタクリが咲いていた。
- 神ノ主山には数人の登山者が休んでいた。空気の澄んだ日だった。男体山や女峰山などの日光連山がよく見えた。神ノ主山を過ぎると左側が植林帯、右側が雑木林の道になった。雑木林にはアカヤシオが少し咲いていた。まだ咲き始めで、ほとんどつぼみだった。
- 山頂には登山者が40-50人いた。久しぶりのにぎやかな山頂だった。北側には男体山や女峰山、西側には葉を落とした雑木の間から半月山が見えた。日差しが暖かだった。落ち葉の敷きつめられた斜面で横になって昼寝をした。そのうちに団体客などが去って登山者数人だけの静かな山頂になった。静けさが戻ってきて、鳥の鳴き声が谷にこだましていた。周囲のアカヤシオにはつぼみがたくさん付いていて、これから良い季節になることを暗示していた。
- 山頂からの下りの林床にはカタクリが咲いていた。株の数は少なかった。それでも925m独標手前の鞍部あたりは、比較的多く咲いていた。独標直下ではアカヤシオが咲いていた。
- 地蔵の建ち並ぶ含満淵を通り、みやげ物屋の多い街並みを東武日光駅まで戻った。ちょうど新宿行きの特急が有ったのでビールを買って乗り込んだ。