- 徳島駅からのバスを三反地で下車して歩き始めた。歩き始めてすぐ「五滝に行くのか」と声をかけられた。ため池に中津峰山方面の山々と朝日が反射してまぶしかった。五滝バス停付近はみかん畑が多かった。
- 谷間の道になり、やがて林道になった。日陰で寒かった。谷が二股になったところが登山口だった。登山道は左の谷に付けられていた。
- 次々現れる滝を見ながら登って行った。歩道には手すりや階段が付けられていた。最初の「雌鴨の滝」と「雄鴨の滝」は、どれだか判然としないうちに通り過ぎ、五条に流れる立派な「五来迎の滝」に着いた。滝の左手前に籏が有った。滝の右脇を登っていく時に滝の横に建物があることに気がついた。更に登ると支流にかかる「布引の滝」に着いた。滝の先の小滝のところで一休みした。
- 更に登っていくと一番大きな「蔵の滝」に着いた。沢を離れ、植林の道になった。尾根に出ると松などの雑木林になった。
- 一登りで車道に出た。車道に出るまで人には会わなかった。右に進み6-7分先の分岐を標識に導かれて左に入った。尾根を回り込むところに展望台へ行く山道が分岐していた。やがて中津峰森林公園に着いた。トイレが有った。山作業の人が働いていた。
- 森林公園手前の登山道入口から階段を上り、山道に入った。尾根の道とは展望台の手前で合流した。展望が開け、振り返ると風車のある山が見えた。下りてくる登山者と初めてすれ違った。
- 最後の杉の植林帯を過ぎると山頂に着いた。ベンチが有り約20人の登山者がいた。しばらくすると12-13人の団体が下山して行ったので一番見晴らしの良いベンチに移動した。いったん静かになった山頂には、また次々と登山者が登って来て回りを囲まれてしまった。お互い顔見知りのようで頭越しに会話をするので何となく居心地が悪くなり、出発することにした。山頂標識のところで記念撮影をし、山頂直下の神社にお参りしてから出発した。
- 杉植林の道を下った。下りでは登山者10人ほどとすれ違った。尾根の道から斜面の道へ、再び尾根の道になって、やがて如意輪寺に着いた。山門は、いかにも歴史ありげで、アーチ状にカーブを描いているところが興味深かった。
- 如意輪寺から数分車道を歩いた後、歩道(参道)に入った。「西国XX番」の標識がところどころに有った。下るに従って番号が減っていった。
- 参道口の石柱からは車道を歩いた。ミカンやブンタンが生っていた。多家良(たから)バス停の手前で農産物の無人販売所が有ったのでミカンを購入し、食べながらバスを待った。