- 土讃線の土佐岩原駅から三嶺までの縦走、後半は矢筈峠からの登りだった。
- 夜から雨が降り出した。出発を少し遅らせたものの降り続くので諦めて出発した。ブナ林を登って行くと池が有った。鞍部に下り登り返しになるとミツバツツジが咲いていた。
- 最後に笹原を登ると綱附森に着いた。本降りの雨で風も強かった。気力を失いながら翌日の天気を確認すると降水確率10%との事だった。このまま我慢して登る事にした。
- 綱附森からの下りは笹原だった。霧もかかり道が分かりにくかった。けもの道も多かった。少し下った所でGPSで確認すると尾根が一つ左寄りだったので戻ろうとすると間が谷間になっていた。少し登り返して正しい尾根に乗った。
- 鞍部付近は原生林で歩きやすかった。登るに従いミツバツツジが増えてきて桃源郷のようになった。雨でなければ写真をたくさん撮りたいところだった。
- しばらく痩せた尾根をなだらかに登り、最後に急坂を登ると地蔵ノ頭に着いた。
- 地蔵ノ頭の先で稜線に出た。滑りやすい道を下って進むと避難小屋分岐に着いた。すぐ近くの小屋は霧で見えなかった。標識に導かれて進むと霧の中に小屋が見えてほっとした。
- 悪天候でこの日の宿泊は一人だけだった。小屋の中で濡れたレインウェアだけでなくテントも乾かした。室温は14℃で快適だった。
- 翌朝は天気が回復し、小屋の周囲の山々のミツバツツジがきれいだった。霧が薄く立ちこめた稜線を三嶺へと向かった。濡れた笹原で靴の中までずぶ濡れになってしまった。大ダオ付近は笹原が続き、霧に見え隠れする景色はヨーロッパアルプスの雰囲気だった。
- 三嶺山頂は薄日が差し気持ちが良かった。霧が晴れた北側を眺めてゆっくりと休んだ。
- 三嶺ヒュッテまでは道がいくつも有った。この縦走で初めて登山者に会った。ヒュッテ周辺は霧が立ちこめていた。ウグイスが鳴いていた。
- 名頃への下りはじめの急坂にはミツバツツジが咲いていた。ダケモミの丘付近では鳥が盛んに鳴いていた。次々と20人近くの登山者とすれ違った。女性登山者に「良い天気になりましたね」と声をかけたら「てっきり雨だと思っていた。奇跡や」と返事をくれた。
- 名頃で乾いた服に着替え帰りのバスに乗り込んだ。四日間の充実した縦走に満足した。
