- 八高線の丹荘(たんしょう)駅から歩き始めた。踏切を渡り上武鉄道跡の線路跡の車道に入った。車道はゆるやかに左カーブしていた。道がまっすぐになると、やがて遊歩道になった。道脇のベンチで一休みした。
- 一休み後、遊歩道を進んで行った。時々散歩する人が通った。所々で梅の花が咲いていた。太陽光発電の設備があちこちに有った。神川中学校前駅の跡には昭和61年に廃止になった上武鉄道の説明があった。コンビニが近くに有ったので立ち寄った。やがて標識に導かれて遊歩道を離れ大光普照寺へ向かった。
- 大光普照寺は割と大きなお寺だった。お参り後、雑木林に覆われた裏山に向かった。階段の山道を登って行くと最高点にあずまやが有ったので昼食休憩にした。これから行く御嶽山が木の間に見えた。休んでいる間に30歳くらいの単独行が通り過ぎて行った。
- あずまやから尾根道を進み、谷へ下りていくと池田公園に出た。ローラすべり台を見ながら登り返すとあずまやが有った。先ほどの男性単独行が昼食休憩中だった。愛想の良い男性で「ローラすべり台やりましたか? けっこう怖かったですよ」と言われた。
- 大光普照寺に戻り、車道を少し歩くと鳥居に出た。右手に多宝塔を見、参道を進んで行くと金鑚(かなさな)神社に着いた。
- 本殿の先からはウッドチップに敷き詰められた山道を登って行った。左右には石仏や句碑が多かった。表面がなめらかな鏡岩を左に見ると鞍部に出た。左に進み広場を通り過ぎると見晴台に着いた。岩場になっていた。一番高所の岩にはしめ縄が巻かれていた。展望板が据え付けられ関東平野の眺めが良かった。少しにわか雨が降ったが、しばらくするとやんでしまった。
- 鞍部に戻り、まっすぐ山頂へ向かった。ロープも付いた岩場を登ると樹林に囲まれた山頂に着いた。
- 下りは「不動の滝」へ向かう事にした。最初、稜線をまっすぐ進んだところ、方角が次第に右寄りにずれてしまった。間違いに気付き山頂に戻った。今度は「秋葉神社、わたらせ」の標識の方角へ向かった。すぐに分岐が有り、右の「秋葉神社、新宿」の方角に向かった。雑木林の尾根道だった。しばらく進むと「秋葉神社」と「新宿」の分岐が有り右の「新宿」に向かった。最後は植林の谷になり「不動の滝」に着いた。水がチョロチョロ流れるだけの小さな滝だった。車道に出てすぐの所が「新宿」交差点だった。
- 少し車道を通ってから神流川の堤防に出た。堤防は車両通行止めで歩道になっていた。見晴らしが良く振り返ると御嶽山が見えた。鉄アレイを右手に持った小柄な30歳位の早足の男性とすれ違った。
- 「かんなの湯」を過ぎたあたりから雨が降り出した。八高線の鉄橋付近まで堤防を歩く予定だったが、変更して近道をして丹荘駅に戻ることにした。やがて雨は本降りになり、最後の5分間ほど傘をさした。