- 焼津駅では20人程のハイカーが下車した。歩いて花沢の里へ行く人はおらず、駅を離れると誰もいなくなった。交通量の多い国道バイパスを歩いて花沢の里へ向かった。時々新幹線も通過し落ち着かない道だった。行く手には目指す花沢山が見えた。
- 花沢の集落は歴史の有りそうな古い家並みが続いていた。無人の販売所があちこちに有り、みかん一袋100円で売っていたので購入した。あずまやの休憩所が有ったので座って休んだ。みかんは大玉が8個入っていた。おいしかった。花沢集落からの登り口には「右 日本坂 ふちう道」と書かれた江戸時代からの石の標識が有った。
- 植林帯の中の山道を登り詰めると日本坂峠に着いた。反対側には富士山が見えた。峠の木の陰には小さな祠が有った。
- 花沢山までは少し急な登りだった。ツバキが少し咲いていた。時折展望が開け、富士山や南アルプスの白い峰々が見えた。花沢山の山頂には大きな電波反射板が2枚有った。テーブルが二つ有り、座って休んだ。
- 花沢山から日本坂峠まで戻り、今度は反対側に満観峰へ向かった。人気の有る山らしく、登山者と次々すれ違った。時々植林が切れ東側に富士山が望まれた。展望が開けた箇所に「水分大神」と書かれた石が有った。コンクリートで作られた疑似木の階段を登っていくと434m峰に着いた。434m峰の先には切り株を利用したベンチが有った。
- 満観峰が近づくと茶畑が出てきた。手入れされいない放置された茶畑も有った。茶畑を登り詰めると満観峰の山頂に着いた。40人程登山者が休んでいた。北側の一部を除いて展望が良かった。芝生状になっていて昼寝をしたい雰囲気だった。みかんなど食料がたくさんあったのでたっぷりと休んだ。
- 植林帯を丸子富士へ向かった。途中に少し茶畑が有り、花沢山が見えた。丸子富士は樹林に囲まれた山頂で展望はなかった。小さな祠があった。
- 丸子富士の次のピークには「紅葉台」との標識が有った。更に三つピークを越えると朝鮮岩に着いた。東側の展望が良かった。丸太で作られたベンチが二つ有ったので座って休んだ。通過していく新幹線が見えた。
- 山道を下り竹林が多くなると小野寺に着いた。小野寺から先は道が太くなった。集落まで下山し川を渡って右折して安倍川駅へと向かった。途中、町の中で道が分からなくなり、磁石で方角を確認した。