- 千丈温泉に着いたときは雨が降っていた。レインウェアを着るうちに小降りになり、歩き出した頃にはほとんどやんでいた。
- 林道の脇には桜が咲いていた。ミソサザイも鳴いていた。少し歩いたところに登山口が有った。登山口から尾根に出るまでは南斜面の急登だった。カタクリがたくさん咲いていた。朝の雨のせいで花びらは閉じていた。尾根に出るとイワウチワがたくさん咲いていた。上を見るとタムシバも咲いていた。更に登っていくとミズナラの森になり、ところどころにマンサクが咲いていた。
- 標高850mあたりから雪が現れ出した。標高950mの尾根が平坦になった地点からは一面の残雪になった。スパッツを付け、雪を踏んで登っていった。右手には大笠山や奈良岳が見えた。
- 柔らかい雪のせいもあり、予定より45分遅れで山頂に着いた。付近は40-50cmの積雪だった。大笠山方面は雲の中に入ってしまった。
- 下山は往路の足跡が有るので楽だった。とは言っても、バスの時間に間に合わせるため急いだのでけっこう疲れた。行きにはなかったカモシカ(シカかも知れない)の足跡が有った。最後の下りでは、行きには閉じていたカタクリの花びらが、だいぶ開いていた。この日は月曜だったこともあり、他の登山者には会わなかった。
- 千丈温泉からのバスは4月からコミュニティバスに変更されたとの事で4月中旬までは無料だった。客は一人だけだった。口直海(くちのうみ)で乗り換えた民間バスは途中でガソリンスタンドに寄ったのでびっくりした。