- たかつえスキー場の駐車場に車を置き、回数券を買って、リフトで山頂まで行った。回数券が余るのでリフト1本分滑ってからリフトで山頂へ登り返した。山頂から稜線に入ろうとしたら、管理人に「そこは滑走禁止だ」と怒られた。やむなく再度リフト1本分近く下った後、ゲレンデを外れて林の中に入った。少し滑った標高約1380mの地点でシールを付けて鞍部までの標高差100mを登り始めた。潅木が多く登りにくかった。
- 鞍部付近はブナが少し有った。小雪が降り展望は良くなかった。次の1602mピークへは少し急だったが、ジグザグに快調に登った。湿った雪のせいかシールに雪がくっつき始め足が重くなってきた。大平山からの下りでは雪がシールにくっついたせいで、ほとんど滑らなくなった。1528m峰からの下りではついに下りでも歩く感じになってしまった。同行者は快適に滑っていたのでシールにワックスをちゃんと塗っておくべきだったと反省した。最後のピーク1518m峰でシールを外し、幕営地の保城峠までようやく快適に滑り下りた。
- 夜、降っていた小雪も明け方にはやみ、薄日の差す朝だった。高曇りだった。夜の間にシールを乾かしたのと気温が低かったおかげで、シールを付けていても快適に滑ることができた。黒岩山東端の1410m峰からは地形が複雑なため磁石で方角を確認しながら滑った。
- だんだん天気が良くなってきて青空になってきた。次第に霧氷が見られるようなってきた。黒岩山の最高点1480m峰は少し雪庇ができていたので右側から回り込んで山頂に立った。南側の展望が良かった。次のピークまで進むと霧氷は見られなくなった。振り返ると最高点がこんもりと盛り上がって見えた。
- いったん鞍部に下った後、広い尾根を登り返してだだっ広い1403m峰に着いた。この付近は磁石を見ないと進む方向が分かりにくかった。木もまばらな黒岩湿原の広い台地を通り、1357mのコブまで進むと再び霧氷が見られるようなった。この付近はシラビソも少し混ざっていた。
- 1330m峰でシールを外し、次の小ピークを左から巻くと台鞍山スキー場の上にある森に出た。森の中の急坂を斜滑降と横滑りでゲレンデまで下った。
- 一番上のゲレンデは、すでに今シーズンの営業が終了していた。コブだらけのゲレンデを苦労して下り、営業中のゲレンデに出た。後は快適にゲレンデを下った。暑かったのでゲレンデ下部にあるロッジでシャツ1枚になってアイスコーヒーを飲んで休憩した。
- 今回はスキー場以外では誰にも会わなかった。たかつえスキー場にバスで戻り、車を回収した。