- 前日、筋湯に宿泊した。朝食を通常より30分早くしてもらい、作ってもらった弁当を持って出発した。
- 牧ノ戸峠までは車道歩きだった。5cm位の積雪だった。わだちの跡は有るが、車は一台も通らなかった。牧ノ戸峠で防寒着をしっかり身につけた。
- 沓掛山までは霧氷の中の登りだった。西千里浜では強風の追い風だった。すれ違いの単独行者は向かい風で大変そうだった。
- 久住分かれの避難小屋は戸がなく、風が吹き込んで寒かった。小屋内のベンチ上には雪が少し積もっていた。シートを敷いて座り昼食を食べた。ガスで視界も良くなかったので、いったんは法華院温泉に直接向かおうとしたが、山頂が時々見えたので久住山だけは行くことにした。
- 強風のため、少ししゃがみ込むような感じで登った。久住山山頂はガスで展望がなかった。記念撮影をしただけで引き返した。久住分かれに戻る途中で晴れ間が見えだした。中岳と天狗ガ城が見えた。少し惜しい気がしたが、そのまま北千里浜を経由して法華院温泉に向かった。
- 翌日は高気圧におおわれ無風快晴になった。予定では三俣山だけだったが、中岳にも行くことにした。
- 東千里浜への登りは途中まで日陰で寒かった。足先が少し寒さで痛くなった。東千里浜の十字路に着くと正面に久住山が見えた。左手の白口岳には登山者が数名いた。十字路を右に曲がり中岳へ直登した。
- 中岳山頂からは360度の展望だった。登山者が7-8人いた。隣の天狗ガ城からは、氷った御池の上を人が二人歩いているのが見えた。
- 久住分かれからは昨日と同じ北千里浜を通った。硫黄岳の噴煙は、昨日と変わってまっすぐ上っていた。
- すがもり越で急いで昼食をとった。三俣山への最初の登りは南斜面で雪が少なかった。西峰に近づくと雪が増えてきた。西峰を巻いて主峰を目差した。岩のごろごろしたピークに着き山頂かと思ったら、まだ肩に着いただけで、向こうに主峰が見えた。肩から主峰の間はトレースがなく、ところどころ膝までもぐりながら進んだ。広い山頂の一番奥に山頂標識があった。湧蓋山、万年山などが見えた。振り返ると山頂雪原の向こうには逆光の中に硫黄山が見えた。
- すがもり越まで急ぎ足で下り、長者原に向かった。大晦日を法華院温泉で過ごす登山者と次々すれ違った。長者原でビールを買いバスに乗り込んだ。