- 今回は読図講習会の候補コースの下見だった。バス停から車道を登った。富士山や箱根の山々が見えた。ゴルフ場のクラブハウスの下まで来ると、ガードレールに「ハイキング道路」の標識が有った。
- 少し進むとゴルフ場の中の道になった。道に迷っているとカートに乗った女性が「こちらを登ってから右へ右へと向うと高取山への扉が有る」と教えてくれた。素振りをするゴルファーに「おはようございます」と挨拶しながら登って行くと、言われた通り扉が有り、高取山への登山道が有った。
- 登山道に入ってすぐの所で休んでいると、扉を開閉して年配の女性が登山道に入ってきた。地元の方で、「弘法山まで行く」との事だった。一緒に歩き始めるとすぐに熊の糞が有った。「これ熊の糞じゃないですか」と言うと、女性は「ここで見たのは初めて」と言っていた。
- 樹林帯の登山道を登った。階段も少し混ざった。登り詰めると高取山に着いた。展望は無かった。小学生の1人を連れた5人組が休んでいた。大山まで行くとのことだった。まだ先が長いので大丈夫か少し心配になった。
- 高取山からは大山とは反対側の南への縦走路に入った。木の根の多い下り坂で歩きにくかった。地形図を確認しながらだったので女性には先に行ってもらった。
- 念仏山までに数人とすれ違った。「熊が出るから注意」と途中で会った男性に言われた。念仏山にはベンチが有った。起伏の多い縦走路は尾根を外れて歩くところも有り、地形図での現在地の確認を頻繁にした。講習会には少し難しい感じがした。鉄塔が2本有った。動物よけの扉の所では。直前で追い抜いていったトレイルランナーがわざわざ立ち止まって扉を開けて待っていてくれた。
- 小屋を右に見て古い林道を下ると旧善波峠に着いた。石仏が有った。標識に従って林道を下ると鶴巻温泉からのハイキングコースに出た。登り返すと稜線の分岐に着いた。稜線に細い登山道が有ったので進んでみると、すぐに先ほどいた旧善波峠の上に出た。そのまま稜線を進めば良かったと思った。
- 稜線を分岐に戻ってハイキングコースを進むと弘法山に着いた。桜の季節に比べ緑がすっかり濃くなっていた。約20人の登山者でベンチは満員だった。座る場所を探していると、途中で会った女性がいた。「またお会いしましたね」と挨拶した。女性は席を譲ってくれ入れ替わりに出発して行った。
- 昼食後は権現山に向った。途中では秦野市の植樹祭が行われていて賑わっていた。権現山への登りではアジサイが咲き始めていた。権現山の展望台から富士山がきれいに見えた。権現山を後にし、秦野駅に向かった。最後は川原の遊歩道を秦野駅まで歩いた。